浜口です。テツの話を。新潟へ旅行④青海川、そしてホテルシーポートで、日本海に落ちる夕日を堪能の続きを。
青海川から信越本線を乗り継ぎ、直江津からは南に。日本海をどんどん離れ、内陸の山、妙高へ。さらに南下すると、豊野に到着。ここから飯山線に乗って千曲川・信濃川の旅に出る。飯山線は長野県と新潟県をまたいで走る典型的なローカル線。沿線駅近にめぼしい金融機関はほとんどなく、ゆえにこれまで、出張でこの線に乗るご縁はなかった。だから今回の初乗車・初完乗が楽しみ。
まずは以下にこの線に関する、wikiの説明を:
飯山線は、長野県内では千曲川に沿い、新潟県内に入ると千曲川から名を変えた信濃川に沿って、日本有数の豪雪地域を通る。沿線には野沢温泉などの温泉地やスキー場が多い。路線のほとんどが谷沿いの山間部を通るため、主に夏季は大雨による土砂災害、冬季は大雪による雪崩や除雪作業等により、しばしば運休することがある。森宮野原駅は1945年(昭和20年)2月に駅における最高積雪量7m85cmを記録し、それを示す標柱が駅構内に建つ・・・とのこと。
以上からわかるとおり冬は大変なようだが、そういう路線に限って、それ以外の季節は風光明媚。当方が旅した秋10月は、たいへん穏やかで綺麗だったな。
飯山線の位置関係。マイナー過ぎて、路線がGoogle map上に出てこない。正確には長野県長野市の豊野から飯山・十日町を通り、新潟県長岡市の越後川口に至る。越後川口はこの地図の、南魚沼あたりかな。
新潟へ旅に④青海川駅で日本海を。ザ・ホテルシーポートで海に落ちる夕日を。で出てきた、南魚沼産コシヒカリの産地ですね。
飯山線豊野駅にて。鈍行だが、車両は飯山線観光列車「おいこっと」用が使われていた。この車両はJR東日本のHPによれば、以下の説明が:
千曲川沿いに里山、田畑、民家などが連なる飯山線。日本人の心の故郷を代表するローカル線として、訪れる人すべてに安らぎと癒しを提供したいと言う思いをイメージにしたコンセプト列車です…とのこと。
車内はこんなムード。レトロな味わいがあるな。
のどかな田園風景だよな。
津南のあたりは、世界有数の豪雪地帯。写真のような、金属製の急角度の屋根が目立つ。屋根は表面がつるつるしており、少々の雪なら滑り落ちていくようにできている。確かにこんな急角度の屋根の家見るのは、初めてだな。
長野を過ぎてしばらく後、飯山あたりから越後鹿渡あたりまで。1時間40分程度、右側に千曲川を望むことになる。こんな車窓。ちょっと感動的なくらい、綺麗だよな。
長野方面から飯山線に乗るときは、席は右側が良い。千曲川が堪能できるから。今回紹介している写真も、千曲川に関しては全て、右側の車窓で撮ったもの。ちなみに越後鹿渡の先以降は千曲川は左側に移り、森宮野原からは新潟県に入るので名称が信濃川に変わる。
さて:
今回の旅行は奇跡に近いものがあったと思う。二泊三日の旅だったが、どの日もほぼ、快晴だった。これは秋とはいえ、日本海側では本当に珍しいこと。こんなに天気に恵まれた旅のチャンスはなかなかない。なんとも嬉しい限り。
テツの一人旅はいいな。1人ぼっちでも、テツが勝手に行きたい所に連れて行ってくれるし、きれいな車窓を楽しませてくれる。ローカル線は車両が古いと窓が汚れていて、外が綺麗に見えないこともたまにはある。今回は新型の観光列車「おいこっと」車両だったので問題なかった。もし不幸にも、景色は綺麗だが窓が綺麗でない場合は、窓を開けてしまうか、一番前もしくは一番後ろから車窓を見るしかない。この場合にはもちろん、立ったままでいることになるが・・・
当方、今回の旅をもって、国内については北海道以外は、日本のめぼしいところ、かなり行き尽くした気がする。
でも2度目3度目の旅と言うのも、それはそれでいいもの。 季節や天気によって、その土地の印象は劇的に変わるし、2度目の旅は慣れもあり、要領よく効率よく回ることができる。これからもこんな旅を続けていきたいな。人生、悪くないって。