おはようございます。
日銀が円買い介入しましたね。今日の日経一面に出ている通りです。
本件に対する私の考えは、以下の通り。
・円買い介入の効果は限定的。何日持つか…その理由は、まずは単独介入だから。これまで為替介入で成功した事例は日米もしくは日米欧の協調介入のケースのみ。
・円買い介入はアメリカの国益に資さない。アメリカの「許可」は得られても、「協力」は得られない。
・円売り介入の場合は、日銀は無限大に円を印刷し行うことができるが、円買い介入は外貨準備の範囲内でしか行うことができず、介入できる金額は限定的。
当局は「ボラティリティーの高まりを抑えるのが目的」だと述べているし、まあ「動くときは動くよ」ということをアピールしたかったんでしょうね。
これは米10年債の利回り推移。9月22日時点で3.716%と、金利上昇が加速しています。金利差拡大であるわけですが、この状況で力づくで介入することに対しては、ちぐはぐ感は否めません。
この介入は、結果的にドルの良い買い場をになってしまうような気が、個人的にはしますけどね。