このホテルは名古屋駅高島屋が入っているビルの15F~52Fにある。15Fが ロビー、52F フレンチレストラン/スカイラウンジ、その間に客室がある。現在、名古屋で最も値が張るホテル。当方は普段、こんな高級ホテルに泊まることはないんだが・・・まあ夏休みスペシャル、自分にご褒美ということで奮発した。写真を。
宿泊した部屋。ダブルのシングルユース。マリオットの中では最も狭い部屋の部類なんだろうが・・・それでも素晴らしかったな。
名古屋駅を電車から降りて昇って行くと、いきなりこの空間が。喧騒から無音へ。ビジネスタイムからいきなりオフへ。う~む、突然、非日常的の世界が・・・。
このホテルには、シングルルームがない。一人で宿泊する場合には、このようにダブルをシングルユースにするんだそうな。
44Fからの部屋からの眺め。さすがに素晴らしい。下が名古屋駅なので、電車の行き来も実に良く見える。下の写真、白いうなぎのようなものは東海道新幹線。この部屋からの眺め、テツにもおススメだな。
ここにいると、東海道新幹線が如何に過密ダイヤなのか、よ~くわかる。ほんと電車、ひっきりなしに来てるからな・・・。
ちなみに逆側の部屋からは、名古屋城が見えるんだそうな。
バスルーム。窓際に位置しており、バスタブから外の景色が見える。これは・・・お風呂につかりながら、ビールやワインなど飲みたくなるな。で、ベッドに寝転んで。そしてまたお風呂に入ると。お酒を飲みながら。これを繰り返したくなるな。
バスロープは残念ながら置いてなかった。ウエスティン ナゴヤキャッスル(現ホテル・ナゴヤキャッスル)でもあるんだから、あっても良かろうと・・・そ、そうか。もっと大きな部屋、あるいは今回のような格安宿泊プランでなければ、分厚い生地のやつがちゃんと置いてあるんだそうだ。
高層ホテルの特徴。時間の経過と共に、太陽の照り具合により、部屋からの見晴らしが変わる。それに伴って部屋のムードも劇的に変わる。このホテルはそれが、顕著だな。
チェックイン直後、午後6時前のこの部屋は西日が強く入っていて、とても明るかった。シーツの白がまぶしい。それが夕焼けを経て、いつの間にか暗くしっとりしたムードに。その変わり様が凄いな。
う~む。ずっと部屋に滞在して、こんな変化を味わいながらワインをいただく。そんなホテルだな。だからここは、ぜひ明るいうちにチェックインすべきホテルでもある。これは、他の何ものにも変えられない空間・・・滞在時間は、あっという間に過ぎてしまったな。
ワイングラスを持ってきてもらって、部屋でワイン飲もうかな・・と思っていたら、グラスは最初から2脚、部屋に置いてあった。自分でワインと軽い食事を買ってきて、部屋で過ごすことに。
1Fのエントランスに降りて少し歩くと、成城石井があった。品揃えはなんとなく、マリオットに泊まってる人を意識してるムードだったな。ちょっと華がある品揃え。ワインもずいぶんと、いろんな種類が置いてあった。
52F スカイラウンジ 「ジーニス」で朝食を。種類がものすごくあるわけではないが、さすがに質が高い。和食もあるが、洋食メニューのほうが充実している。
オムレツは当然、目の前で作ってもらう。で、ソースの一つに八丁味噌が。これをかけて召し上がれと。う~む、実に名古屋だな。美味い。と、このクロワッサンも実にしっとり・ぱりぱりで、素晴らしい。うっとりする味わいだったな。
15F ロビーラウンジ 「シーナリー」。やはり格調、高いな。]
チェックアウトして降りていくと、名古屋駅の喧騒が再び。う~む、人口密度が高いな。
ここに来てあらためて、マリオットの非日常空間が思い出されるというべきか、現実を再認識させられるというべきか・・・両方かな。
マリオットは素晴らしかった。このホテルはあらゆる点で、当方の名古屋の定宿である名古屋・富山に出張①ANAクラウンプラザ・ホテルグランコート名古屋と類似点がある。
シティホテルであること・駅近であり窓から電車が見えること(但しANAホテルは名古屋から2つ先の、JR金山駅近)・見晴らしの変化や太陽光線の入り方に伴い部屋のムードが変わること・朝食が充実していること、などなど。
宿泊代金は、ANAホテルは11,000円前後、名古屋マリオットは、今回の格安プランでも18,000円。う~む、この価格差は・・・金曜日宿泊だったせいもあるのか?
大抵はツインにアップグレードしてくれることを考えると、部屋はANAホテルのほうが少し広いし、ワイングラスもANAホテルのほうが質が高いものを出してくれる。
でもマリオットにはうまく説明できないが、ある種の突きぬけた非日常的なムード、それに伴う高揚感があるのも事実なんだよな。名古屋No.1ホテルの風格というべきか。あと金山の駅近よりも、名古屋の駅上ゆえ、宿泊価格にプレミアムが付いていると理解すべきなのかな。
まあ予算が許せば、また泊まりたい。素晴らしいホテルであることは間違いない。華があるホテルだった。