おはようございます。NY株式が大幅安。今日の日本株に対する影響も必至でしょうが。とりあえずグロース株の急落は免れない。バリュー株は一旦売られた後の展開がどうなるかをまずはみていきたいな・・・と、さてさて。
大阪・神戸と旅へ① ザ ロイヤルパークホテル アイコニック大阪淀屋橋、そして福久重ホルモンへの続きを。2021年3月の旅ですね。
梅田から阪神電車に乗って、神戸市東灘区は魚崎へ到着。晴れてきた!ここにこれから訪れる中華の名店があるらしい。楽しみだ。
位置関係を。ランチの時間まで少しある。その間、あたりを散策しよう。個人的に、ちょこっと寄ってみたいところがあるんだよな。
まずは灘中高へ。地図の中にもあるよな。東京人の私からすると、神戸市東灘区と言えばまず、ここが頭をよぎる。関西に頭抜けて優秀な名門私立中高があることは、昔から知っていた。
写真から伝わるだろうか。佇まいに名門校のオーラ漂う。どこか凛としているよな・・・ここには10年前の3月後半にも訪れている。その時のことを思い出す。たまたまこの近く、JR神戸線の住吉駅近くの銀行で講演会を行ったとき、やはり時間があり散策していたら、ここにたどり着いた。
おそらくは卒業式だったんだろう。親御さんと一緒の灘高生が多かった。その時、ご子息とともに先生にご挨拶してるお母さんたちが印象的だったな。
「お世話になりました。子供は来週から東京です」「大変お世話になりました。子供は来週から京都です」。そんな挨拶の声が聞こえていたのを思い出す。東京・京都。それぞれの地名で始まる国立大学に行くんだろうな・・・・と、さてさて。
この学校から歩いて5分ぐらいのところに位置しているのが、今日のランチをいただく中華の名店、老虎菜(ラオフーツァイ)。
ここに連れてきてくれたのは、グルメを相当に極めている知り合い。メニューはこの方とお店にお任せ。普段はディナーでしか出ない食事をランチにお願いし、2時間かけて中華を堪能した。最高だったな。いろいろな料理を少しづついただいたが、主なものを。
前菜4点。ハマチの刺身・ホタルイカは中華ではないが、美味し。よだれ鳥・ホルモン「ハチの巣」は広東か北京か?魚介はビール、中華は赤ワインと合わす。う~む。いきなり美味しな。
豚の黒酢角煮。鮮烈で濃厚な味わい。豚の食感も最高。美味しな。
清蒸鮮魚をのどぐろで!本来は淡白な白身魚が、広東の流儀で料理されるんだと思うが・・・のどぐろ自体に脂がのっていて旨みが強く、それに中華の味が加わりパクチーがアクセントとなり、とんでもなく美味し。ゆっくりと少しづつ、丁寧に味わったけどな。最高だった。
小籠包をこのお店独自の清湯(要は澄まし出汁)に浸した料理。ふつうは小籠包の中にスープが入ってるんだが、この料理はその逆というわけか。小籠包を一口食べる。清湯の旨みに小籠包の中身の美味しさが合わさり、また異なる味わいを楽しめる。これは非凡・・・美味しな。
麻婆豆腐。北京料理の保守本流だが、あまり塩辛くしない一方、山椒を強めに効かせたこの店独自の味。美味し。
この麻婆豆腐、そして最後に出てきた貝柱入りチャーハンは、食べきれなかった。ご一緒した知り合いの提案により、その分はホテルにテイクアウトできるよう、シェフに包んでもらった。これは私にとって嬉しいことだった。
昼に時間をかけおなかいっぱい食べたから、夜になっても満腹のまま。ただし夕餉抜きだと、夜寝ている時にお腹が空いて目が覚めてしまいかねないから、少しは食べておきたい。そんな時にホテルの部屋で、今日ランチで食べた麻婆豆腐とチャーハンをちょこっといただけるとは、幸せなことだ。これからも、こんなちっぽけな嬉しいことを積み上げていきたいな。そんな気持ちになった。
令和の魯山人か・・・神戸市東灘区のグルメ様、ありがとうございました。人生、悪くないって。