今日の宿、尾鷲シーサイドビューに到着。ここは紀勢本線の尾鷲から鈍行で四つほど行った賀田という駅のそばにある。名古屋から尾鷲までなら、特急「ワイドビュー南紀」で簡単にいけるが。そこから鈍行に乗り継ぐのが容易ではない。午後のチェックインに合わせて到着するためには、尾鷲で2時間の待ち合わせが必要。そのために尾鷲で時間潰しの昼食を食べるなら、やはり魚になる。これでは本末転倒。この宿自慢の魚を美味しくいただく妨げになる。ということでこれまで。なにかにつけ、行きたいなあと発作的に思うことがあったが、結局やめにしていた。今回は車なのでバッチリ!やっと夢叶うことになった次第。
宿に到着。チェックインしワイングラスを頼んだら。すぐにこの女性が持ってきてくれ、傾けてくれた…というか、注いでくれた。こういう客は少ないのかな。ちょっと緊張気味だったが…と、これはこれで、悪くないな。
宿の部屋からの眺め。さすがにシーサイドサイドビューを謳うだけあって、尾鷲湾がきれいに見える。窓を開ければさざ波の音が聞こえる。鳥が低く飛ぶのを見ることが出来る。この宿に来て良かったなと感じる瞬間・・・
散策に。これは上二つのうち下のほうの写真。左横端にちょこんと小さく見える生簀の中を覗いて撮ったもの。メジナがたくさん泳いでいる。お造りのための魚を生きたままにして泳がしてるんだな。ちょっと感動。
部屋での夕食。まずはお造り!メジナ、ヒラメ、赤いか、まだい、カツオ、カスえび。全て、尾鷲の地のものと。文句なし!盛り付けがもう少し丁寧なら「なお可」だが、とにかく、最高に美味しな。
うつぼの天ぷら甘酢あんかけ。やはり美味しな。
これ以外にも、カジキの焼き物、色々な地のもの魚介のミルク、ブリ大根、などなど。とにかく、地のもの魚のオンパレード。写真をアップしたいが、A氏との話が盛り上がり、写真を撮るのを失念。全ての料理が旨かったこと、量もとても多く、ご飯にはたどり着けなかったをコメントさしていただく。
朝食。やはりボリューム満点、おかずを代表して、焼き魚の盛り合わせを。秋刀魚、あじ、沖ぎす、うるめいわし、太刀魚を焼いて、小さく切って出してくれる。う~む、旨し。とにかく、焼き魚がご飯とよく合う。たまらない。糖質ダイエットは、一時棚上げな・・・
とにかくこの宿は、尾鷲の魚に圧倒的な自信を持っている。「四季折々採れる魚が違いますので、また来てくださいね。飽きさせませんから」「もし連泊してもらったら、飽きないように料理を出しますよ。もちろん、魚でですが」と、自信満々の若女将さんの発言。これは頼もしいなぁ。実にオススメ。当方もまた、違う時期に訪れたいな。朝食をいただいたら、次の訪問地へ。ホテルから、熊野古道・那智の滝へ。位置関係は地図写真をご覧ください。
距離があるので先を急ぐ。途中、国道から見えた景色。綺麗だよな。尾鷲湾とはまた別の湾。熊野市より。湾で養殖をしてるんだな・・・
熊野古道、那智の滝again ここに来るのは2回目。新宮・紀伊勝浦・松阪に出張⑤熊野古道から那智の滝へでも書いているが。大雨があった後だったらせいだろうか。今回の方が滝の迫力、さらにあったな。台風のせいかな。前回行った時よりも水量が多い。なんとも迫力がある。ご利益、あるかな…
本来は前回と同様、熊野古道を上って那智の滝にたどり着くのが筋だけれども。昨日からの強行軍なんでヘトヘト。とりあえず那智の滝近くの駐車場に止め、滝だけを見て帰ることにします。
旅の最後は、紀伊勝浦であがった生マグロの丼を。見ての通り。さすがに美味しだったな。
一白2日の旅だったけれどもかなり遠距離までしかも瀞八丁と那智の滝を両方とずれた結果往復の走行距離は600キロ位。という事は東京から神戸まで片道行った位なのかな。運転してもらったA氏、お疲れさん。ありがとうな。彼は今回の旅、とても喜んでくれた。
そうか・・・浜口さん、いつもこんな要領で旅をしてるんだなぁ。なるほど。いいなと言ってくれた。それが嬉しかったな。機会あったらまた、ご一緒しよう。人生悪くないって。