これは2018年10月、私が名古屋に単身赴任していたころの話。名古屋から三重は瀞八丁(どろはっちょう)と尾鷲、そして和歌山は熊野古道と那智の滝へ旅に出てきました。今回は一人旅ではなく連れがいる。会社の同い年の同僚。当方の良き理解者だし、もちろん気が合う。株式投資家でもある。まあ仮にA氏としましょう。彼と連れ立っての旅。楽しかったなぁ。
今回は二人で会話しながらの旅だったゆえ、話に夢中になること、多々。そうなると、写真の取り忘れもしょっちゅう起こってしまう。それ故今回のブログは、普段に比べクオリティが???かもしれませんが、大目に見てやってください。
今回はテツの出番なし。すべてこのレンタカーで回る。日産のNOTE。どうなるか・・・
今日の目的地。名古屋が位置している右上から車で南下。亀山を経由し尾鷲までは高速で。そこからは山道を走って吉野熊野国立公園、いつか訪れたかった瀞八丁へ。そこを散策後は尾鷲に向かいさらに少し南下、尾鷲シーサイドビューと言うホテルに泊まる。そんな足取り。
吉野熊野国立公園にある渓谷、瀞八丁(どろはっちょう)を初めて知ったのは、この切手を見たとき。中学生の頃かな。この切手、1949年発行というから。太平洋戦争が終わってわずか4年後に発行されたんだな。ちょっと驚き。これは瀞八丁経由で、新宮へ丸太を運んでいるシーンだそうな。
切手を集めていた、若い頃。第一次国立公園シリーズ、吉野熊野国立公園の瀞八丁切手は人気があり、憧れの存在だった。いつかこの切手を手に入れたい。使用済み切手だが、その想いは叶った。それとともに、いつかここを訪れてみたいな。そんな想いが頭をよぎった。現在の仕事は日本全国を巡るので、いつかチャンスあるかな・・・でも、瀞八丁を訪れることはこれまでなかった。
理由は明快。ここはとんでもない山奥なので、周りに金融機関などまるでなく、仕事で行く理由があり得ない。しかもテツも通ってないから、新宮や熊野市への出張ついでに訪れることも難しい。う~む。一生縁がないのか・・・そう思っていたら、渡りに舟!当方の旅行プラン聞いた件のU氏が。レンタカー借りるんで、一緒に行こうと。浜口氏の一人旅、かねがね興味があって、ご一緒したかったんだよなと。そうか・・・ついについに、訪れるチャンスがやって来た!嬉しかったな。
さてさて、初めての瀞八丁。切手と比べてどうだろうか。
素晴らしかったなぁ。瀞八丁!一番上の写真が、切手のアングルに最も近いのかな。川の水が綺麗な濃いコバルトブルーだったことに驚きかつ、感動した。これだけは切手からは見て取れなかったからな。
可愛い鴨が三匹。なんと・・これは出来過ぎではないのかと思ったら。餌付けがされてるんだな。だから鴨、あまり人を恐れず、やってくるんだな。微笑ましいよな。
瀞八丁の脇にこんな建物が。瀞ホテルとある。聞けばここは大正6年「あづまや」として開業し、当初は山で切り出した材木で筏を組んで運ぶ「筏師(いかだし)」のための宿だった。その後「招仙閣」と名を変え、昭和初期には「瀞ホテル」という名称となった。
築100年以上の歴史ある老舗旅館だったが、惜しまれつつも旅館は閉館、2013年6月に、先代の息子さん夫婦が食堂・喫茶として営業を再開したとのこと。そうなんだ・・・
これは件のA氏が、カフェでアイス・オレをいただいてる図。なんとも歴史を感じる佇まい。木造建築。カフェの向こうに瀞八丁が見える。素晴らしい。ムードあるよな・・
ついに訪れた、切手でしか見たことなかった、かの瀞八丁。最高だった。素晴らしかった。違う季節に再訪したいな。
さてこれから、宿に向かう。次回に続きます。