さてさて、小豆島から大阪に帰る。方法はいくつかあるが…ここは最短距離で。
宿のある小豆島の中心・土庄から1時間ほどバスに乗り、福田港へ。そこから本州側、瀬戸内に面したJR赤穂線の日生(ひなせ)に渡り、姫路経由で山陽本線にて大阪に向かう。詳しくは最後に書いているが、ものすごくギリギリな移動だったな。写真を。
福田港発日生行きのフェリー、「ひなせ」の船内。こんな感じ。船旅・・なかなか良いムードだったな。
まあ・・やっぱり晴れの瀬戸内海の旅なら…こんなテーブルで、冷えたビールをゴキュッといただく方が、良いよなぁ?(笑)
瀬戸内海。相変わらずきれいだが…福田港から日生へ向かう経路には、あまり小島がない。その分景色は、やや単調かな。でも十分、気持ちいいけどなぁ。
フェリーひなせ、無事、日生港に到着。
赤穂線の日生(ひなせ)駅。本州から小豆島にわたる場合、姫路や岡山からだと、駅から港までバスで移動しなければならない。ところがこれが赤穂線の日生駅は港のすぐ近く。こういう位置、海・港のきわきわにある駅も珍しいよな。
昼餉。日生駅の案内所で教えてもらい、駅から数分歩いて「はましん」という海鮮料理のお店へ。お造り定食をいただく。味噌汁はいそがに汁にしてもらった。これが実に旨し。刺身には、しゃこも鎮座していたな。
実に満足。価格面では、特に割安という感じではなかったが・・・観光客は見当たらない。来てるのは地元の人ばかり。地元の人気店なのかな。
小豆島から瀬戸内の旅が終わる。これは日生駅、赤穂線の鈍行車両。まずはこれに乗って姫路まで。そこからは山陽本線の新快速に乗り換える。さあ、大阪へ戻ろう。
さて今回は:
小豆島の中心地土庄から福田港経由で日生まで、約1時間の船旅。ただしこの行き方は、きわめてマイナーなルートらしい。バスと船との接続が、配慮されていない。そもそも港行きのバスがない。福田港まで歩いていけるところを通るバスならあるが・・・要はこの船、フェリー利用が多いんだろな。車とともに移動な。
土庄バスセンターでバスに乗るとき、バス乗り場の方にこんなアドバイスを受けた。
予め運転手さんに、福田港から船に乗る事を伝えておいてください。そうすれば実際にはバス停はないが、福田港最寄の入口で、降ろしてくれますから。
また、バスの遅延はしょっちゅう起こる。バス、老人客が多いと、乗り降りが遅いので。そうなると、船に間に合わないこともある。もし乗り遅れると、次の船まで港で2時間以上待つことになる。それでは困るでしょう?でも策はあるんですよ。
あらかじめ福田港に電話をしておき、「到着はギリギリになりますが、必ず船に乗りますんで」ということを、予め伝えておくと良いですよ。そうすれば、少しの時間なら船は待っていてくれるので、バッチリですと・・・そ、そうなんだ。ホントかなぁ?(笑)
果たして、当方が乗ったバスは5分遅れで到着。出発時間に間に合わなかった!がアドバイスに従い、前もって福田港に電話をしていたおかげで、船は出発せずにちゃんと待っていてくれた。で当方が乗船後、すぐに出発。驚いた。実際にこんなこと、あるんだな・・・
福田港に通じる最寄の入口でバスを降りると、船会社の人が当方を見つけてくれて、「浜口さんですか!?船乗り場はこちらですよ!船が待ってます!お急ぎください~!」と、手招きしてくれた。とても大声、大きな手振り。これがすごく印象に残ったな。
親切というか素朴というか・・・小豆島の人たちはおおらか、のんびりしてるな。ハートが良い。そんな気がした。なんだか、ほっこりした気持ちになった。人生、悪くないな。