こんにちは。昼間の日本郵船の中間決算は、増配率がイマイチも、利益の上方修正は大したもの。でも株価は下へ。今日の株価は売り込まれ過ぎかもよ。知らんけど・・・間違ったらゴメンな・・と、さてさて。
門司港へと旅に⑥プレミア門司港ホテルのイタリアンと朝ビュフェ。美味しだったなの続きを。2020年9月半ばの話だよな。
これから博多へ戻る。来る時と違うのは、日田彦山(ひたひこざん)線・後藤寺線と経由すること(福北ゆたか線は、行きも帰りも乗ることになりますね)。
門司港へと旅に①JALで羽田から福岡へ、博多から福北ゆたか線(旧笹栗線・筑豊本線)で門司港へで書いた通り、この鉄の路線には感銘を受けなかった。ちょっと驚くくらい平凡で、正直、あ然とした。
この地図をご覧ください。門司港から博多まで、鈍行で行く場合には1.鹿児島本線経由、2.折尾までは鹿児島本線経由でそれ以降は福北ゆたか線(旧笹栗線・筑豊本線)経由、3.飯塚までは日田彦山(ひたひこざん)線・後藤寺線経由、それ以降は福北ゆたか線と3通りある。いずれも「福岡近郊線」という扱い、料金は1500円で統一されている。
「福岡近郊線」という響きは正直、あまり好きではない。これから乗ろうとしている3.日田彦山線~も昨日乗った2.福北ゆたか線~と大同小異なのか。ならばいっそ、平凡だが時間がかからない1.鹿児島本線経由、なんなら小倉から九州新幹線でもいいかなと思った。
しかし、日田彦山(ひたひこざん)線・後藤寺線は昨日の2.福北ゆたか線~の往路とはまるで別もの、すごく感銘を受けましたね。説明していきましょう。
今日のルート。なかでも、日田彦山(ひたひこざん)線・後藤寺線に注目ですね。このルート図では、門司港発の鹿児島本線を西小倉で乗り換える指示になっているが、日田彦山線の始発駅は小倉で、そこで乗り換え可能ですんでね。そうしてます。ご参考まで。
小倉にて。日田彦山(ひたひこざん)線の添田行きで田川後藤寺まで。キハ147気動車鈍行。車内含め、昭和のムードが漂う。最高だな。
日田彦山(ひたひこざん)線の狩野あたり。うっそうとした山の中を走る。この山中を走るローカル線ムード。これが欲しかったんだ・・・
狩野の次は採銅所。なんとも、惹かれる駅名。昭和の時代ではなく、古代に銅を掘っていたという、由緒ある駅名。途中下車し散策したかったが・・・時間が許さなかった。
採銅所から香春(かわら)にかけて。これは日セメのセメント工場らしい。香春岳では石灰岩が取れるらしいからな。う~む。日田彦山線の北九州側、このムードを期待していたんだよな。嬉しい・・・
同じく、採銅所から香春(かわら)にかけて。こんなきれいな車窓も見ることができる。いいよな。
田川後藤寺に到着。久しぶりだな、0番線ホーム。ローカル線ご用達のケースが多いと思うけどな。ここで後藤寺線に乗り換え新飯塚まで。わずか21分の乗車だったが、この線も印象深い、濃い線だった。
隣のホームにはJRの旧伊田線・糸田線・田川線を引き継いだ第三セクターの平成筑豊鉄道、金田行きが待機してる。一両編成。趣があるな。
ちなみにここ田川後藤寺と金田の中間ぐらいにある田川郡糸田町は、かの井上陽水が高校生のころまで過ごした地でもあるようだな。
日田彦山線以上に、後藤寺線の車窓は鉱山色が強いように思う。これは船尾ー筑前庄内間にある、関の山鉱山のセメント工場。この会社は母体が麻生セメントらしい。オーナーが麻生副総理なのかな。確かに彼は、この辺りが地盤だもんな。
日田彦山線・後藤寺線と乗り継ぎ、インパクトある車窓を堪能した後、福北ゆたか線で博多を目指す道中は、寝てしまった。この線の始発、新飯塚で乗り換えたときは車内はガラガラだったが、博多駅の2つ手前の駅で目を覚ますと、車内に空席がないどころか立っている人も多く、驚かされた。そうか・・・この辺りの人は多くが、博多を目指すんだな。