おはようございます。
今回はかねてから、海運株のスピード調整を唱えていたSMBC日興証券のテクニカルアナリストの大御所・吉野さんのレポートをもとに、日本郵船・商船三井の株価分析をしてみましょう。
吉野さんは8月17日にレポートを書かれた。それはここにあります。私の、パンレポートのブログ。
第11回 商船三井・日本郵船の株価は当面、高値波乱の展開。その後上昇か
この中で、「海運株は騰勢一服か」とのヘッドラインが目を引きます。続いての説明に注目してください。赤線で囲った部分です・・・この部分、以下に書き出しますね。
⚫ 海運大手の売買高を伴った急騰は、将来の上値余地の大きさを示唆
⚫ ただし、日本郵船、商船三井ともに短期的にはもう一段上昇して一服か
以下に、これを詳しく説明している文章部分を。一部、私が略しています。
・日本郵船、商船三井は(中略)急騰で、2013~15 年の高値も上抜いて上昇基調へ転換したことが確認されて以降、上値を切り上げる展開が続いている。
・当面の上げは(一部略)、日本郵船が 9,460~10,710 円処、商船三井が 9,540 円処までで頭打ちとなる公算が大きい。いずれかの水準で頭打ちとなると、短期的には 2,600~2,700 円幅かそれ以上の反落が生じる可能性があるが、調整が一巡した後、2022 年にはさらに上昇波動が拡大する可能性があろう。
9月27日高値からの調整値幅は、商船三井が2,550円、日本郵船が3,000円。氏が言うところの「2,600~2,700 円幅かそれ以上の反落」が、今回、既に生じた可能性がありますね。
ここからの解釈は、皆さんに委ねます。私は:
①吉野さんの分析が今回は、当たってしまった可能性がある。う~む、但し。
②氏のいうところの調整値幅を、ここ5日でやってしまった。ここからプラスαの下落が残っている可能性もあるが、あってもそれは限定的なもの。反騰の時期が近いのではないか。
と考えます。以上は、金融所得課税、海運株・・・考えるところをのメインシナリオと符合的、同じベクトルにあると考えますが・・・どうなるか。
・なお皆さんの株式運用は、くれぐれも自己責任でお願いします。ここは強調させていただきます。
・なお、この相場観は私こと浜口のポジショントークでもあります。浜口の相場観は外れやすいと認識します。理路整然と外す。この点も十分、ご注意ください。