おはようございます。
これは私のもう一つのブログ、浜口流コア・サテライト株式運戦略の実践の中の最新号、第12回 いよいよ大相場に発展するのか。商船三井・日本郵船の株価の中でも触れていることなんだけれども。
海運の運賃指数としてはバルチック海運指数が有名であり、これを見て最近の海運株の業績を予想しようとしている向きが少なくないみたいだが、少々、ピントがずれていると思う。
というのは、バルチック海運指数は鉄鉱石・石炭・穀物などの乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の(いわゆるばら積み船)の運賃の総合指数のことだよな。
今回の商船三井・日本郵船の好調さは主にコンテナ部門がもたらしているので、バルチック海運指数ではなく、Freightos Baltic Index(FBX):グローバルコンテナ貨物指数(https://fbx.freightos.com/)のほうが重要だよな。
このurlに掲載されている指数の更新頻度は週一回のようだが、昨日更新されたな。
11,109ドル、6%の上昇。やはり強いな。
この指数をみると、過去2年間でコンテナの運賃は7倍近く上昇していて、かつ高止まりしている状況が見て取れる。商船三井・日本郵船とも、コンテナの運賃は夏場以降やや下落するとの前提で今期決算見通しを作成していると思われるので、この運賃の高止まりは良い意味で想定外、3度目の業績見通し上方修正があっても不思議ではない。
とりあえず今週の両銘柄の相場も、堅調推移とみて良さそう。そう考えるけどな。