朝が来た！薬膳懐石を食べた翌日。こころなしか体が軽い。あれほどの量、計13品を食べたのに、胃もたれは一切なし。さすがに医食同源の料理だな。 早朝、朝風呂へ行ってきた。宿の露天温泉、檜風呂。源泉掛け流し。やはり木連川に面している。朝靄がかった川が綺麗、神秘的ですらあった。気持ちよかったな。

あたりを散策。名もない小さな橋から、宇連川上流を望む。上の写真は前日の午後3時、下の写真は朝風呂後、この日の朝7時頃に撮ったもの。定点観測。どちらが美しいかな…

露天温泉と朝の散策から帰り、部屋で一休み。宿の朝。窓の外に宇連川が見える。いろんな鳥の声が聞こえてくる。蝉の声も。今日も暑くなるのかな。

朝餉。昨日の薬膳懐石の延長線上にある。ご覧のとおり、ここに並べてあるだけでもとても品数が多いのに、加えて、湯豆腐をその場で、豆乳から手作りしてくれた。これがまた、美味しだったな。
手作り豆乳。体に良さそう。

朝餉のデザート。亀のゼリーとタンポポのコーヒー。部屋でいただいてと。亀のゼリーは黒糖蜜が効いているが、どこか亀のエキス感が感じられる。タンポポコーヒーは、あたりが柔らかいコーヒー。旨しだったな。

宿をチェックアウト。豊橋行き特急が来るまではまだ、一時間もある。どうしようかなぁと宿の方に相談したら、親切に曰く。「昨日訪れていただいたHoo!Hoo! ホーホーが開いてますよ。あと、宿のロビーで涼んでいただいても結構ですよ」と。嬉しいが・・今回の旅は宿に滞在してばかりだったので、外歩きもしたくなり、件のカフェに行ってみた。

凍らせたブルーベリーを注文。う～む。実に甘酸っぱく冷たくて美味し。添えられた、冷たいお茶もいい。う～む。旅ではこういうのがアクセントになって、とても嬉しいんだよな。来て良かった。

名古屋に戻ろう。まずは豊橋行き特急「伊那路」に。撮りテツの気分。この写真、好きなんだけどな。

さて今回の小旅行。一言で言えば、「冷房が効いていることが前提のリゾート旅」だったと思う。
冷房が効いているテツから、冷房が効いている宿。例外は川べりにある露天温泉だが、木連川が涼やかだから、露天温泉も快適。湯谷温泉は標高150mくらいだから、その地域自体は全然涼しくない。しかしこの宿やテツはそのあたり万全だったので、良い旅になった。

宿には、昨日1時半にチェックイン、11時にチェックアウト。かなりの長時間滞在だが、ゆっくりできた。とても快適。はずはいいな。前回の別館も、今回のはづ木も。

それにしてもこのあたりは、車社会だなぁ。近くにコンビニありますか？と聞いたら。5分ぐらい行けばありますよ。車でですが・・と。歩いたら？と聞いたら、30分ぐらいですねと。大真面目に言われた。駅前には？と聞いたら、ありませんねと。まあこれが流儀なんだろな。このあたりの。まあ、郷に入れば郷に従えだからな。

さてさて。旅が終わる。1泊2日の小旅行だけど。寂しさとともに、都会での生活が戻る嬉しさが少しづつ加わりだす、なんとも言えない微妙な感覚が、今回も。
戻ったらブログ書かないとな。でもその時に、この旅を再度振り返ることが出来るからな。これはこれで悪くないって。これからもこの感じを大切に、旅を続けていきたい。人生悪くないって。