浜口です。
2021年6月27日付日経ヴェリタスで、フィデリティ投信の重見さんの寄稿文が重要なメッセージを送っているように思われた。う~む。これは備忘録入りだろうな。
世相・経済・株式市場等について、1920年代と2020年代は共通点が多いんじゃないかとの指摘ですね。
1920年代は。その2年前の1918年に第1次世界大戦が終戦、1920年にはスペインインフルエンザの収束があった。
それ以降は、フレデリック・アレンの「オンリー・イエスタデイ」に書かれているように。世の中はとても解放的になり好景気に沸き、株式市場も上昇する。そしてそれは、大恐慌で終わることになる。1929年だよな。
翻って2020年代を考えてみると。新型コロナで幕を開け、世の中は一旦暗くなるも、ワクチン接種に伴い、これは収束方向へ。今後はこれまでの反動で、世の中は明るくなっていく。驚くほど共通点があるよな。
いわゆるスペイン風邪の影響を今回の新型コロナの影響と重ねる見方は、確かにこれまでにもあったけれども。ここまで整然と説明しているのは初めて見た。
2020年代の株式相場は、前半は総じて株式にとってフレンドリーな時代。ただし20年代後半になるにつれ、その反動がやって来る。そんなイメージなんだろうな。貴重な見解として受け止めました。