博物館めぐりは良いもの。前回このブログで紹介した松下幸之助歴史館とかね。吉田松陰歴史館も感動した。
もうじき緊急事態宣言が解かれる一方、梅雨の時期も来てしまう。そんな時期に博物館めぐりは向いていると思う。この時期、天気に左右されない旅っていいよな。そんなこんなで、今回は2回目の博物館紹介。今回も写真はなし。悪しからず。
今回は先般名古屋出張の折、トヨタ産業技術館に行ってきた。少し前の日経新聞土曜日版の『日経PLUS1 何でもランキング 家族で楽しめる産業遺産』に、この産業技術記念館がランキング第7位となっていた。これは面白そうと思い行ってきた。同紙では「トヨタグループ発祥の地、旧豊田紡織本社工場の外観が残る。動いている自動織機の見学も』 と紹介されていた。これが結構楽しめたな。
館内は繊維機械館と自動車館に分かれている。繊維機械館は、豊田紡績・豊田自動織機の世界で、大正・昭和初期の紡織工場の世界。紡ぐ・織る 初期の道具から機械、さらに現代のメカトロ装置の繊維機械約90台が展示されている。あと、女性コンパニオンが木製人力織機を動かし、機織りをするデモンストレーションもあったな。
自動車館はもちろん、トヨタ自動車の世界。大きな体育館に、自動車工場がまるごと入った感じ。「材料試験室・試作工場」「自動車のしくみと構成部品」「自動車技術」「生産技術」、4つのゾーンから構成されているとのこと。鍛造・鋳造・切削3つの金属加工作業の実演が印象的だった。鉄を高温に熱し金型を当て、型抜きをし自動車部品を作るんだな。
総じて、昭和の時代の工場にタイムスリップした感じ。日本の高度成長時代が強くイメージされ、また車も織機も、根っこの部分はアナログであることがよくわかった。あと、車を作るうえでは、金属加工を行う工作機械(銘柄コードで言えば6100番台)が非常に重要であることを、あらためて再認識させられたな。ということで、日本株の銘柄再発見にも、役立ちそうだ。
行ったのは土曜の昼だったが、結構来館者がいたな。まず、オタク風高校生が来ていて、メカにシビレていた。こんな純粋な高校生もいるんだなと思った。あと中国人ご一行も多数いたな。あと女子大生の団体も来てた。「もう就活終わった?」「私は秋までやることになった」などの会話をしていたな。そして「OO商工会、工業建設部会ご一行様」と正面に書かれた観光バスも、駐車場に止まっていたな。
場所はJR名古屋から名鉄で一駅乗った栄生駅から徒歩3分。1時間もあれば十分回れると思う。トヨタの歴史・底力が伝わる。おススメ。「トヨタは日本の誇り」を再確認。この銘柄を買うかどうかは別だけどな。
今度は国産車・外車を含め、歴史的な展示が凄いらしい「トヨタ博物館」に行ってみたいなと思った。