ある人から、「あと5年で定年。住宅ローンも少し残っている。定年後の人生、どうしたものか?」と相談を受けた。
当方答えて曰く。「サラリーマン人生には確かに定年がある。それ以降はたとえ勤められても、給料はガタ減りになるでしょう。でも資産運用に定年はありませんよ。定年以降は、資産運用をライフワークにしたらいかがですか?
せっかく、歴史的低利で貸してもらっている住宅ローン。退職金でまとめて早期償還するなんて、ちょっともったいない。そんなことを考えずに、ローン金利を上回る利回りで運用する。それを考えてみたらいかがですか。今の日本株の配当利回りなら、ほぼほぼそれも、可能ではないですか?まあもちろん、キャピタルゲイン狙いの肉食系運用も併せて目指すわけですけどね。
2012年がボトムなんでしょうか。失われた20年を脱却した日本経済は、新コロ禍というハプニングもあったが、これも乗り越えられそう。アメリカやドイツの過去の例を見ればわかりますが、正常化した先進国の株式は、「まともな経済」になれば、基本、右肩上がりになるものですよ。
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この人は、資産運用のど素人ではない。一応、まずまずキチンとした株式運用の知識を持っている。その人の住宅ローンのコストがどのくらいかは不明だが、どうやら1%以下のようだ。ゆえに当方、そんなアドバイスをしたわけなんだよな。
まぁその人がどう動くかは、その人次第、正確にはその人の性格、その人のリスク許容度、実際のその人の、ファイナンスリテラシー次第だけどな。
まあ…資産運用に定年はない。それだけは真実ですよね。素晴らしいことだと思う。この部分だけは、当方も生涯現役で、行くけどな。