今回は出張ではないので、もう少し旅館ぽいところをと探していたら、あったあった、ちょっと興味深い宿が。しかも安い。一泊二食付きで6,400円と。最高だったな。写真を。
まずは湖西線で京都から近江今津へ。天気が良い。車窓、期待以上だった。湖西線の近江高島あたり。進行方向右側に琵琶湖、左側は若狭にかけての山地。両方楽しめる。ここを旅するなら、鈍行に限るな。特急「サンダーバード」だと、スピードが早過ぎ。あっという間に通り過ぎて、車窓の「気付き」が少ないように思う。近江今津へ着いた!駅前のコンビニでワインを買って、湖畔の旅籠・福寿まで徒歩で。なるほど・・・確かに旅籠の趣き。いいな。驚いた!宿からの琵琶湖の眺め。最高・・・とにかく宿、立地がすばらしい。琵琶湖、本当にすぐ近くに面している。歩いて浜に行くことも容易にできる。今津サンブリッジホテルは、琵琶湖を高いところから眺める。これはこれで素晴らしいのだが、この宿、この部屋は1階。すぐ側に、琵琶湖を眺めることができる。この立地の価値が、明朝に判明することになる。宿で少し休んで窓の外を眺めると、白い鳥がたくさん。facebookに上げたら、メンバーに日本野鳥の会会員が。曰く、コハクチョウですねと。そうなんだ。綺麗だよな。 お風呂。一人づつ入るスタイル。タイル張りのお風呂って、久しぶりだな。昭和の時代をイメージさせる・・・でも、良く掃除されていて清潔感十分だし、温まった。ちょっと嬉しいお風呂だったな。
夕餉。ホタルイカ・マグロ刺身・天ぷら。比較的シンプルだけど、作りたてでとっても美味しい。十分満足。まあ一泊二食付きで6,400円だから、こんなもんだ。茶碗蒸しなんか、相当な具だくさんだったけどな。
しかしながら女将さん曰く。この辺は、冬は琵琶湖の真鴨が旬。なので普段なら鴨鍋を出すんですけれども…今年は暖冬のせいか、鴨が取れない。いつもの鴨が調達できない。だからこの辺の旅館や小料理屋さんは、みんな困ってるんですよねぇ。鴨鍋を出せないから、今日の宿泊はお安くさせてもらってるんです…だと。そうなんだ…
この旅館は昭和11年創業と。この辺は太平洋戦争の戦災に会ってないからだろうな。昭和に建てられた建物らしい。
今まで見ていただいたように、この宿はロケーションがすばらしい。とにかく琵琶湖が近くきれいな景色。加えて女将さんの心のこもったサービス。何かにつけお声掛けしてくれる。これで6,400円。いかに宿場町の旅籠のイメージ。昭和の時代にタイムスリップ感できた感満載とてもよかった。オススメですね。
そして翌朝に。とんでもなくドラマティックなことが起きるんだ。乞うご期待。