豊橋から浜松へ。そこからホテルの送迎バスに乗って、舘山寺温泉にあるホテルウェルシーズン浜名湖に。ここもなかなか良かったな。2018年7月の話。
まずは舘山寺温泉、ホテルウェルシーズン浜名湖の位置関係を。右下の位置する大きな最寄駅浜松まで豊橋から鈍行で向かい、そこからホテルの送迎バスに乗り50分程度で到着。
ホテルについて驚いた。ロビー周りは、昭和の時代の大型大衆観光ホテルのよう。え?思ったら、今、段階的に改装中らしい。当方が今回泊まるのは、その改装後の棟・新館だった。
ホテルの部屋。とにかく広い。前日のホテル・アークリッシュ豊橋と同様、赤ワインを持ち込み、グラスはホテルから拝借。飲みながらゆっくり過ごすことに。
ホテルには大型のスパ施設があるが、それとは別に、新館にもこじんまりとした、プライベートな露天温泉がある。宿泊者専用露天風呂「ひとと季の湯」だが、これがなかなかいい感じだったな。
夕餉。ホテル自慢のビュフェ。まずはうなぎの蒲焼と穴子の焼き物、お寿司、赤だし味噌汁、フカヒレスープと一通りいただく。ファミリーの宿泊者向けのビュフェの色彩が濃いが、食事はそれぞれが、とても旨しだった。
浜名湖産のうなぎを、その場で焼いてくれている。これが本当に美味しそう。もちろん、おかわり。
遠州灘、浜名湖近くの舞阪魚港で上がったという、天然の大きな真鯛の刺身。今が旬と。たまらんな。本当に旨し。
〆のひつまぶし、うなぎ茶漬け。実にうまし。サーブしてくれた大将曰く。「お客様はビュフェで。色んな美味しいモノ食べたから、もうお腹いっぱいでしょ?ご飯、少なめにしておきますね」だと。この気遣いが嬉しいな。
翌日、朝食のビュフェ。出されている魚の種類が、昨日と重なっていないのは嬉しい。特に嬉しかったのはこの小さな渡り蟹の味噌汁。おかわりを重ね、結局3杯いただく。旨しだった。
今回の旅はホテルステイばかりなので、少し散策に。舘山寺ロープウエイ。当方、出張先・旅行先にロープウエイがあれば、必ず乗ってみることにしている。ロープウエイはさすがに、ご当地の見どころを一望できるところに建造されていて、乗って失望することはまずない。今回は天気が曇りだったため、綺麗な浜名湖はお預け。少し残念だったな。
この後、浜名湖の湾、湖畔を散策。すると地元のおじさんに声をかけられた。「このあたり、クロダイが泳いでるよ」と。え?クロダイがこんな湖の際にいるんだろうか?そもそも浜名湖にクロダイがいるんだろうかと尋ねたら、地元のおじさん曰く。「浜名湖は海とつながっているので汽水。これは鯛が大好きな環境。加えてクロダイは磯釣りで有名だが、潮が満ちている今は、浜の近くに寄って来るんだ」と。
湾の湖水は、透明度が高くない。でもよ~く目を凝らしてみると・・・確かに大きくて黒い魚が何匹も。これがクロダイなんだな。おじさん曰く、「何匹もいるだろ?でもこれがね。釣ろうと思うと、これが結構難しいんだよな」と。なるほどな・・と、クロダイを眺めていたら、なんと大きなエイまでやってきた。エイってこんな際に、しかも浅いところに出てくるんだな。ちょっと感激。
だがこれらはうまく写真に撮れなかった。ゆえに写真、アップできません。残念。
さて
チェックアウトの時間に。来る時と逆コース、送迎バスで浜松駅へ。すると浜松近くで、急に晴れてきた。名古屋まで新幹線で帰るのはやめて、弁天島によることにしよう。弁天島駅から歩いてすぐ。弁天島海浜公園から望む、遠州灘といいたいが・・ここも浜名湖なんだな。有名な赤鳥居も見える。潮が満ちていて、海がきれい。弁天島海浜公園、浜名湖に面しているホテル、浜名湖リゾート&スパ THE OCEANにちょこっと立ち寄る。プールがなんともいい感じ。今度はここに泊まるという手もあるな。
弁天島、ちょこっと立ち寄っただけだが、これが大正解!最高の夏休み気分、最高の旅の終わりになった。人生、悪くないって。そんな言葉が頭をよぎったな。