浜口です。
これは今日の日経新聞朝刊、マーケット総合一面のスクランブル。
株高が続く中で、低位株に物色の矛先が向かってきた。IT株中心のグロース株に利益確定売りが広がる一方、株価水準が低い景気敏感銘柄に資金が集まったと。景気敏感型バリュー株の上昇はすでに始まっているのだが、ようやっとこういうかたちで新聞記事になってきた。そんな印象だけどな。
この市場の変化は、来るべきものが来たなぁと言う感じ。違和感ない。背景には米国の市場金利上昇がある。10年国債金利が昨日は1.3%に乗せてきたからな。こうなるとどことは言わないが、日米とも、PER200倍のキラキラしたグロース株の株価は、正当化されなくなってくるよな。
IT関連株から景気敏感バリュー株へと物色対象の潮目が変わったというべきか。それとも循環物色の中のワンシーンととらえるべきか。
当面、後者との理解が正しいと思う。まぁ景気敏感バリュー株が儲かり出したのは喜ばしいし、今後2〜3年、利益を取りやすいのは景気敏感バリュー株の方だろな。
要は、これまでに当ブログで言ってきたことが、ここにきて鮮明化してきたということだな。そして:
バブルか否かという視点よりも、株式市場の中でローテーションが起こっていると理解するのが正しいと思う。
総合商社、銀行、海運、空運、鉄鋼、非鉄、自動車、機械・・・これからが楽しみだな。