三重県は志摩に出張①9年ぶりの再訪か・・・賢島(かしこじま)近くで講演会をの続きを。2017年8月の話ですね。
仕事はお昼でお終い。今日の宿は、近鉄の賢島の一つ手前の駅、志摩神明駅前にある、美食の隠れ家 プロヴァンスへ。ここがなかなか良かった。写真を。講演会を行った志摩磯部から近鉄の鈍行に乗って4駅先、志摩神明に。無人駅で駅の前にはコンビニなども全くなく、北海道は道東、釧路湿原をイメージさせる湿原(ただし面積は狭い)があるのみ。で、右に見えるのが当方の今日の宿、美食の隠れ家 プロヴァンス。
位置関係を。近鉄志摩線の終点、賢島(かしこじま)から、そして英虞湾(あごわん)から近いんだな。
今日の宿の部屋。いい感じ。窓から遠くに英虞湾が見える。う〜む。ここで明日の昼まで。隠れ家にて、ゆっくりさしてもらうな。宿の女性スタッフが、ウェルカムドリンクとフルーツを持ってきてくれた。これは嬉しいな。ハーブティーの香りはローズヒップ?なんともいい感じな。
お風呂覗いたら。大浴場以外にかわいい露天風呂が2つあったな。伊勢志摩賢島温泉と。ホテルの近くに、源泉をくみ上げてる施設もあったな。驚いた…部屋から近鉄が走ってるのが見える。これは賢島発名古屋行きのビスタカー。テツの当方にはたまらんぜよ。
Wikiによれば、オーベルジュ(Auberge)とは、主に郊外や地方にある、宿泊設備を備えたレストランと。一休.comの紹介でも、「ここは賢島にある美食の隠れ家。伊勢志摩の海の幸を他にはない創作海鮮料理としてご堪能頂けます。」と。ゆえにこの宿の目玉は食事だが、これが実際、素晴らしかった。まずは夕餉を少々、紹介。前菜の後に、びんちょうまぐろとスズキのカルパッチョ。鮮烈なフレッシュなゆず風味だった。旨しな。
伊勢エビのグリル、アメリケーヌソース。たまらん。海老の身もミソも。至福…と、その上にちょこっと見えるのは、
カマスの塩焼き。今日のメニューにはないが、料理長のサービスで、焼いてくれたと。こちらも旨しだったが・・・やはり伊勢エビの存在感が、圧倒的だったな。志摩魚介のアクアパッツァ。意外にも和風の味わい。なんとも旨し。どのように味付けを?とお尋ねしたら、すいませんがそれは料理長がどうしても教えてくれない。門外不出なんですと。そうなんだ。
スズキのグリル、ウニ乗せ。伊勢エビのグリルとはまた違った味わいに仕上げたアメリケーヌソースでと。う〜む。確かに異なるが、こちらも実に、旨しな。
これ以外にも、志摩牛のローストビーフや甘味など、いろいろと堪能させてもらった。文句なしに美味しでしたね。翌朝、腹ごなしに散歩に。テッポウユリが咲いていた。しかもたくさん、いろんなところに咲いている。とてもきれい。テッポウユリ、関東ではあまり見かけない。むしろヤマユリが多いが、大阪も含め、日本の西は、テッポウユリが多いんだろな。そんな推定をした。
ビュッフェの朝食。嬉しい悲鳴!これだけ種類が多いと、何を食べたらよいかわからなくなる。行動ファイナンスでいうところの、「決定回避の法則」ですね。
とりあえず、志摩の魚介を使った鮨と、「海女さんのぽかぽか汁」というワタリガニ・鯛・小さなフグなど諸々の魚介具だくさん味噌汁をもらってきた。鮨は旨し、あと汁は魚介の使いっプリが半端じゃない。この鮨と汁をそれぞれお代わり、あとは二種類あるカレーをいただくと、もうお腹いっぱいになった。朝から満腹。う~む。お昼抜きは確定だな。
チェックアウトの時が・・近鉄志摩線の起点、賢島まで送迎してもらい名古屋まで。ここから特急で、名古屋にも大阪にも行けるんだな。
旅の最後は近鉄賢島駅から。始発駅独特の1番端の駅のムード。頭端式ホーム。このムード好きだな。JR九州の門司港駅にも通じるムードがある。しかし考えてみれば…ここから名古屋まで、近鉄志摩線、特急をフルに乗車するのは初めてだな。賢島発名古屋行き特急「アーバンライナー」。賢島駅には出発の30分前に入線していて、早いタイミングで車内に入ることができる。夏の暑い日は、こういうサービスが嬉しいよな。
今回の宿は良かった。宿のHPに、以下の記載が。
昔からその地に受け継がれる郷土料理はおいしい。美味しさの秘密は、食材を知り尽くしているから
本当に食材を活かす料理は自然と体に優しい。それは、食材を知り尽くした料理人による「美しい食」への探求。
だから、何度食べても、そこには新しい発見・体感がある。心も体も。何より笑顔になる料理を創造していきます
これはこのホテルのシェフの言葉だろうが、有言実行だと思う。このホテルはリピーターが多いらしい。名古屋からでも大阪からでも、近鉄に乗れば志摩神明の駅のすぐそばに位置しているし、賢島から送迎もしてもらえる。
当方もリピーターになりたいな。仕事しながら都合つけてこの宿に泊まれるよう、講演会や研修、営業担当にアレンジしてもらおうかな。そんな気持ちになった。人生、悪くないな。