近鉄名古屋駅。この琵琶色の近鉄特急に2時間ほど乗って、賢島の少し手前の駅、志摩磯部まで行ってくる。車両、かなりご老体だが・・味があるよな。
位置関係を。こんなあたりだな。
講演会会場。最寄り駅は近鉄志摩線の志摩磯部駅。地元地銀の支店だが、近くにある志摩スペイン村を意識して、地中海風の建物にしてある。
思い出した…私は9年前にもここで、講演会を行っているな。支店の中には立派なセミナールームがある。今回もそこで行う。9年を経て再訪した印象は・・・やっぱりいろんなものが古くなるな。そんな想いを禁じ得ないところもあったが、それと同じくらい懐かしさも感じた。
仕事が終わり、近くを散策。9年前にも訪れた川の近くを再訪。ここは本当にひなびた所だな。 磯部川。綺麗だよな。川には白鷺が飛んでいる。川を覗くと、ちょっと驚くくらい、たくさんの小魚が泳いでいた。その小魚を狙ってか、亀も多いでいた。なるほど・・これなら鳥が飛んで来るわけだよな。
講演会の参加者の1人が、「そろそろ稲の刈り取りの時期なんですよね」と言っていたので、川を渡って田圃のほうにも行ってみた。きれいだよな。
まあ定点観測ということにもなるが。この辺りは前回訪れたときとほとんど変わってない。それが確認できて良かったな・・・そんな気持ちになった。変わっていてほしくない、日本の原風景のようなところだったからな。
前回ここに来た時には、うさぎ追いしかの山。小鮒釣りしかの川・・・この今日の歌詞が頭をよぎったことをよく覚えている。今回も口ずさんでみた。
全くもって、この歌詞がドンピシャなところだよな。志摩磯部。そんな想いを新たにしましたね。そして9年前、初心忘るべからずと思っていたこともまた、頭をよぎったな。
さてさて。ここからは近鉄の鈍行に乗って4駅先の志摩神明に。ここは無人駅で、駅の前にはコンビニなどは全くなく、釧路湿原をイメージさせる湿原があるのみ。
右に見えるのが、当方の今日の宿。ONSENオーベルジュ プロヴァンス。
宿に向かう道すがら、近くの小川を覗いてみると、結構大きな蟹が何匹もいたな。大きいものでは、10cm近くはあるかな。
う~む。これは驚いた。淡水の蟹でこれだけ大きいのがうようよしているのを見るのは、今回が初めて。ネットで調べてみたら、クロベンケイガニだったな。近くにやって来たクロベンケイガニがいたので、アップを。格好が良いな。
次回に続きます。