故林輝太郎著、株式成功の基礎。この本、中でも「私の50年の経験」という、林先生が相場をやってきた記録そして生き様、まあ日経新聞で言えば「私の履歴書」のような記載の部分。ここが目玉ですよね。
林先生は昭和23年、つまり1948年に株の売買を始めた。戦後まもなくだ。それからは様々に試行錯誤し、1980年代、まだバブル相場が始まる前から低位株投資を行い、バブル崩壊以降は新日鉄の空売りを大量に行い、10億円の資産を形成するに至る。
この本、この項の前半部分は、1948年以降の後の経済と市場の動き、そして戦後の経済復興をよく理解していないと、深くは理解できない。実際私は、20代でこの本を読んだけど、理解できていなかった部分が本当に多かった。今になって驚かされます。様々に。
林先生は若いころは、物凄くレバレッジをかけた売買をされていた。で、過去4回でしたっけ。破産した。それにより、資金に余裕を持つ売買の重要性を理解された。そんな事に関する気付きも、当方がこの本を読んだ若い頃には、リアルに身に染みて理解できていなかったと思う。
知識だけではない。自分が年を重ねたことで、物事に対する理解が何かと深まり見えてくる部分も大きい。そんな風に思わさせられましたね。自分も一応は、成長してるのかな。年を重ねることで。なんてね。思いましたが・・・
昔読んだ本。これ以外にも、読み返してみようかな。新たな気づきがありそう。楽しみだ。
取り留めがなくなりました。この辺で。
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