浜口です。
昨日は大納会。これは日本株に限ったことではないが、今年一年、いろんなことがありましたね。
日経平均、コロナに翻弄された2020年 30年ぶり値幅と。日経平均株価は2万7444円で引けた。年末終値としては史上最高値を付けた89年末(3万8915円)以来、31年ぶりの高水準と。
これはあくまで、株式投資家の立場としての意見ですが。終わりよければ全て良しと。そんな理解でいいと思います。そして来年、2021年末も同じように、終わりよければと言えればいいな。そう願ってますし、まあそうなると思いますけどね。
さてさて。
ここのところ、株式投資にまだあまり慣れていないと思しき方からね。高配当利回り銘柄に分散投資したいので教えて欲しいというというリクエストを、複数いただいているんです。以下、その方に対するアドバイスを。
浜口:高配当利回り銘柄に分散投資したい?しかも投資の王道的に?Coolですね。最高じゃないですか?
投資家:そうなんですね?でも何を買ったらいいのかなと。
浜口:ここはシンプルに、運用資金をこの3銘柄に分散投資する方針としましょう。配当利回りはこんな感じ。5%前後。税金と売買手数料で20%プラスα持っていかれますから、実際受け取る利回りは4%プラスα。悪くないでしょう?データは昨日、つまり2020年末のデータですけどね。
私はね。本当に不思議に思うんですよ。例えば三井住友銀行にお金を預けても、ほとんど金利がつかないんだ。ならば三井住友銀行にお金を預けるんじゃなくて、この銀行の株を買ったほうがお得でしょう?そう思いませんか?
投資家:確かに。このご時世、ネットで4%もらえるならそうですね。でもリスクは?
浜口:リスクねえ。教科書的には、二つあるんですよ。まずは信用リスク。要は企業が倒産、株券が紙切れに。でも・・・この銀行、潰れますか?(笑)
あとは株価変動リスク。それもありますねえ。株式ですからね。でもそれはね。分散投資と長期投資で、軽減できるんですよ。限りなくね。
一銘柄ではなくこの3銘柄に分散、しかも10年間長期投資を行う。そうすればリスクは軽減できるし、株価はむしろ値上がりして、ウハウハかもしれませんよ?(笑)
おそらくね。そちらの可能性のほうが高い。長期的には、株価は値上がりしますんでね。上場企業の経営者は、業績が増益になるよう、ありとあらゆることを考えていくし、それは多くは報われますしね。その果実を取りに行くんだ・・・
なおこれら銘柄のこれまでの株価推移は、こちらをご覧ください。
皆さん、良いお年をお迎えください。