浜口です。今回は株式投資の話を。
MorganStanley MUFG証券のアナリスト尾坂さんが、商船三井(9104)のCatalyst Driven Ideaなるレポートを書いてますね。これはちょっと注目だなと思いましたね。
Catalyst Driven Ideaか。日本語に意訳すると、きっかけ主導の投資アイディア。こんな感じになるのかな。
詳しくはこのレポートの赤線部分にご注目ください。以下のメッセージが伝わりますよね。
1.商船三井は10月30日(金)に20年度の第二Qの決算発表時に、会社が通期予想を増額修正をする可能性が高い。
2.尾坂さんは商船三井に強気。10月20日現在の株価は2,366円だが、目標株価(一定のモデルの中での、計算上のフェアバリューのことでしょうね。)は4,000円と置いている。
割安な株価が水準訂正するにはCatalyst(直訳では触媒、意訳すると「きっかけ」ですよね)が必要だが、そのCatalystが10月30日(金)に出てくる可能性があると予測しているわけですね。
こういうレポートを、セルサイドアナリストが出すようになったんだ。時代は変わりましたね。
でも、興味深いよな。目標株価は4,000円に対し、当レポートが用いている10月20日現在の株価が2,366円であることも含め。どんなかたちの着地になるのか。注目されますね。楽しみではあるな。
但し、念のため確認しておきますが。尾坂さんは商船三井が10月30日(金)、20年度の第二Qの決算発表時に、会社が通期予想を増額修正をする可能性が高いとは言っているが。
その増額修正レベル次第で株価どうなるかというのは、レポート本文中で3つのシナリオを書かれている。失望シナリオだった場合には、株価は下落すると書いてますのでね。手放しで楽観しているわけでは決してない。そのあたりは注意してくださいね。
まあ実際のところは、皆さん各自でこのレポートを入手して読んでもらうのがいいことは間違いないですね。ご参考までといったところです。