三重県は名張・赤目温泉に旅へ①紅葉の赤目四十八滝を巡るの続きを。2018年11月の話です。さてさて・・・
早めの夕餉をいただく。この宿は昨年の今頃も訪れているが。食事を持ってきてくれた女性、昨年、この宿に取った時の私のことを覚えていてくれていた。「また来てくださったんですね?ありがとうございます!」と。
当方曰く。「ここは食事がとてもおいしいこと、私は既に知っているから。安心していただけるんですよ」と。すると先方曰く、「そうですか。ならば私も安心してお出しできますよ」と、喜んでくれたな。嬉しかったな。さてさて・・・
先付けと前菜。ここで出てくる料理は全てこの宿のシェフの手作り。仕出しは大嫌いらしい。そこかなぁポイントは。すべて作りたて。今回もやはり美味しだったな。
ハモのお吸い物。順当に美味し。出汁が上品。松茸の土瓶蒸しの出汁で具はハモの感じかな。
さんまの味覚焼。焼いたさんまを醤油風味の出汁で味付けし、旨みたっぷりのクリームが乗っかっている。なんとも美味し。
ローストビーフサラダ。こういうちょこっとメニューを10品出してくれて、後はご飯。いつのまにか、満腹。文句なしです。朝が来た。腹ごなしに朝ぶろに入り、宿の周りを散歩。ここは宿の入り口。やはり伊勢神宮の内宮の神殿をイメージしてるのかな。前回訪れたときもそう感じたが、今回もそんな印象だった。宿は和風だが、コテージ&バンガローのスタイル。あまりに敷地が広すぎて、入り口しか撮れなかった。それは今回も同じだったな。
宿の朝餉。魚はアマゴ、鍋は湯豆腐。なんとも胃に優しい料理。食べてる他の方々も、笑顔でいるな。
チェックアウトの時間が近づいてきた。当方は近鉄の赤目口駅まで送迎してもらうが、車で来てる人が多いな。
写真の方は荷物をたくさん積んで、今から出かけるところなんだろな。おそらくは、この宿ではよかったねと思いながら。次の目的地を目指すかこのまま家路につくか、するんだろうなぁ。
車で来てる人の中でも、いろんな人がいる。大きなメルセデスで来てる人もいれば、スズキの軽自動車で来てる人もいる。それぞれの車に乗っている面々をみると。なるほどなと納得させられる。メルセデスはちょっと派手目な奥さん。男性もオーナー企業の社長のかな。サラリーマンぽくない。一方で軽自動車の方はサラリーマンか、地方公務員かな。子供がまだ小さいんだな。でもまぁどちらの方も楽しそうに見えるな。微笑ましいって。
皆さんご存知だろうか。チャーと言うギター弾きがいて。空模様の加減が悪くなる前にと言う曲がある。歌詞の中で曰く。
「北の果てにも人生があり、南の果てにも歴史がある」と。そんなフレーズが頭をよぎった。
いろんな人生がある。いい時も悪い時もある。でもここで荷物をたくさん積んで車で訪れることができる人たちは、概ね幸せなんだろうなぁ。当方も含めてだけど。いろんな幸せの形があるよな。なぜだかわからないが、そんな想いが頭をよぎった。
さてさて当方はこれから、1時間位かけて近鉄の急行で大阪に向かう。この日は大阪時代の仲間との飲み会が待っている。再会できるの楽しみだなぁ。それも含めて、人生悪くないなと思う瞬間だった。
あらためて、個々の宿の位置を。ここは近鉄大阪線で名古屋と大阪の中間位、どちらかと言うと大阪よりにある。文化圏は大阪。大阪や名古屋からちょこっと小旅行に行きたい、あるいは名古屋から大阪に訪れるおり一泊して、うまい食事を食べてゆっくりして出かける。今回の当方がまさにそうだが、そんなふうに立ち寄るのにいいなぁと思った。
ここはもう一度ぐらい訪れることがあるかもなぁ。違う季節に。その時はまた今回と前回と同じように、旬のおいしい食事を食べさして欲しい。そんなふうに思った。