浜口です。
長崎は雲仙・大村に旅へ①長崎空港から雲仙へ。有明海のカニを味わい、諫早湾干拓を考える。の続きを。2020年9月の話。Go to travel、秋旅の参考になると嬉しいな。
私は2013年7月に雲仙を訪れている。その時は九州ホテルに泊まっていたんだがその時、学生時代の後輩からfacebookのmessageが届いた。曰く、私の妹は雲仙で旅館を営んでいてね。今日の浜口さんの宿はその旅館の近くにあるんですよと。
そうなんだ。それでは・・ということで、ご挨拶にお邪魔した。妹さんは雲仙温泉 民芸モダンの宿 雲仙福田屋にいて、女将さんをしていた。ちなみにその時のことは雲仙・長崎に出張旅③雲仙地獄と民芸モダンの宿 雲仙福田屋の美人女将さんで紹介していますので、まずはこちらをご覧いただいたほうが良いかもな。
驚いた・・・ここは雲仙でも3本の指に入る名旅館。私は「素敵ですね・・・いつか宿泊させてもらいたいな」と申し上げ、実際、その後何度かこの旅館に宿泊を試みるも、満室だったり新コロに阻止されたり。で7年2カ月ぶり。このたびようやく再訪、宿泊の夢が叶った。最高だった。おススメですね。写真を。
ついに雲仙福田屋に到着！ちょっと緊張するな。
チェックイン。驚いた！部屋はお任せなんだが、民芸モダン和洋室露天付きパノラマルームなる、内風呂付きの素晴らしい部屋を用意してくれていた。これは嬉しかったな。
部屋にある湯舟。ちょっと水色がかった白色の湯がいい感じ。酸性硫黄泉らしい。来て最初の湯はかなり熱かった。一瞬ビックリしたが、加水して調整できるようになっていて、湯温はすぐに良い塩梅に。早速湯につかると…う～む。これはいいな。極楽とな・・・
こちらの湯はちょっとペパーミントグリーンがかってみえる。光のかげんなのかな、やはりいい感じ。源泉かけ流しの雲仙温泉、それを旅館の部屋で浸かる。いつでも気兼ねなく自由に、すぐに温泉に浸れる。う～む。これは一生忘れられない経験。それほどインパクトがあったな。
あとこの湯は24時間、常に源泉掛け流しなんだな。これも考えてみれば凄いよな。水道の水が流れれっぱなしみたいなもの・・・とは違うんだろうが、まあ贅沢だよな。
この日は宿に、3時頃チェックインした。それから夕餉まで、概ね部屋で過ごした。ブログを書いて内湯に入り、またブログを。ときおり部屋の窓から雲仙観光ホテルを望む。赤ワインを少しいただく。大きな露天風呂や雲仙地獄散策にも行ってみる。戻ってブログを書き赤ワインを少し。そんなことを繰り返した。他の何物にも代えられない。豊かな時を過ごさせてもらった。
部屋の窓から、雲仙観光ホテルが見える。この眺め、好きだな。
広い！こちらは露天風呂せせらぎの湯。湯の塩梅も解放感も最高。湯の白さも部屋の湯とは微妙に異なりいい感じ。写真は旅館HPから拝借しています。
雲仙地獄を散策。凄い！地球のエネルギーを感じる。近づくと熱いし、硫黄のにおいが強い！すぐに湯けむりに巻きまれ呼吸困難、死のリスクを感じる。一瞬で目の前が真っ白になり、メガネが瞬時に曇る。とてもじゃないがここには長居できないし、写真も湯けむりの中、あてずっぽうで撮るしかない。そんな中でこの4枚の写真だけが残った。
雲仙地獄とは、よく言ったもんだ。宿の湯は天国なのにな。地獄と天国は紙一重ということなのかな。わからんが・・
前後するが、宿の位置関係を。雲仙地獄までは徒歩3分ぐらいかな。
この宿は本当に素晴らしい。部屋も湯もおもてなし感も半端ないと思う。一例だが、チェックインの時、「後でワイングラスを、出来ればボルドーグラスを持ってきてもらえますか」とお願いした。さて、どんなワイングラスが来るのか。この状況で持ってきてくれるグラスは、宿の質の目安になる。と、かねがね思っているが。
驚いた。部屋に来ていただいた宿の方が、「ボルドーグラスとそれに似ているこちらのグラスと、二つお持ちしました。どちらがよろしいですか？それとも、両方おいていきますか？」と。
驚いたよ。自分のこれまでのホテル滞在経験を考えても、ここまでのおもてなしは初めてだ。
たとえば東京ステーションホテル、名古屋マリオット、グランドプリンス広島、星野ホテルなどなど。一流と言われるホテルはどこも、頼めばそれは結構なボルドーグラスを持ってきてくれるが。ここではそれらと同等のグラスに加え、もう一つ。それはピノ・ノワール用のグラスだと思うが、持ってきてくれた。ハートを鷲掴みにされたな。
次回に続きます。
