浜口です。
北東北に旅へ①まずは秋田へ。市民市場の寿司と、ホテルメトロポリタンホテル秋田の続きを。2015年の9月、つまり5年前のちょうど今頃。北東北を旅していたんだな。懐かしいって。
今宵、秋田の夜をどうするか。今回は3泊4日の旅。うち明日と明後日は宿の食事をいただく。となると今宵くらいは、秋田の居酒屋に繰り出したいな。
そう思いましてね。ホテルでオススメの居酒屋を尋ねたら、3軒あると。時間があったので、3軒とも全部歩いて行ってみた。その中に「ズバリここ」と、ピンと来たところがあったので、そこで飲むことに。これが正解でしたね。写真を。
JR秋田駅西口のすぐ近くにある「秋田長屋酒場」。見ての通り、なんとも風情のある入り口。加えて当方を喜ばせたのは、お店の看板にある「卸売市場落札魚貝類」というくだり。ご参考まで看板には、「卸売市場落札魚貝類 郷土料理 秋田長屋酒場 寛文五年創業 稲庭吉左エ門 直売店」とあります。
秋田の古い商家の古材をふんだんに用いた店内。炉端形式のカウンター席。中には囲炉裏も見える。照明も絶妙で、東北の大昔の旧家にタイムスリップしたようななんとも良い雰囲気。
郷に入れば郷に従え。ここではやはり日本酒を。まずは秋田の地酒、天の戸。最高・・・甘口。メロンの味わいだった。アテは秋田焼味噌。しゃもじに焼き付けられた焼き味噌を舐める。実に、旨し。
秋田の野菜たっぷりの鍋が欲しくなった。尋ねると、きりたんぽ鍋かしょっつる鍋がオススメと。ハタハタの旬は冬。しょっつる鍋には生のハタハタが欲しいところだが・・・夏に生のハタハタがあるのかと尋ねると、わずかではあるがあると。なので迷わず、しょっつる鍋を頼みました。あと焼きハタハタも。これの香ばしいことと言ったら…う〜む。思わず、日本酒をおかわり・・・
ハタハタ、生のものと冷凍物では風味は大きく異なる。今は旬ではないが、生のハタハタ、わずかではあるが取れるのでそれを少し仕入れていると。う~む。市場に独自の仕入れルートがあるんだろな。とにかく実に満足。次回秋田に来た時には、また訪れたいな。
ほろ酔い気分で宿に戻る。ホテルの部屋で今度は赤ワインを。明日は今回の旅行のビッグ・イベントの一つ、五能線・大湊線の完乗をしないと。延べ8時間以上のテツの旅。満を持して、挑まないとな。今夜は早寝することに。良い夢を。次回に続きます。