浜口です。
相場の潮目が変わるのかな。高配当利回りバリュー株の出番かな・・・と考えてます。その理由を。
米ナスダック株が急落している。理由は上げ過ぎの反動。IT関連銘柄は引き続き二桁前後の増益を続けると思うけれども、マーケットが先行し過ぎた。反動安、調整。
IT関連銘柄に罪はない。投資家が先走り過ぎた。そして・・・米10年国債利回りが0.712%と、アメリカの長期金利も底打ちか。このことはバリエーション高い銘柄にagainst、バリュー株に追い風と判断。
日本株も状況は同じ。
このグラフは8月30日付け日経ヴェリタスの記事「劣勢バリュー株、復活なるか」に掲載されている、TOPIXグロースとTOPIXバリューの指数。2010年末を100として、2020年8月26日まで指数化したもの。このグラフは示唆に富んでいる。以下の2点が見て取れる。
- グロース株が上がってバリュー株が上がらない。その差が開きすぎた。
- TOPIXバリュー指数をみると、バリュー株は新型コロナ暴落があった3月以降、上昇こそしていないものの、下げ止まりの兆候が見てとれる。
- 同じくTOPIXバリュー指数をみると、日本株のバリュー銘柄は多くが2016年もしくは18年に高値をつけて調整済みである。
グロース株が上がってバリュー株が上がらない・・・これが逆転するには、それらしいカタリスト(Catalyst。直訳すれば触媒、意訳すれば相場が変動する「きっかけ」)が必要なんだが。あったよな。先程申し上げた、アメリカの長期金利の底打ち。加えて、感動した!!ウォーレン・バフェットが、日本の5大商社の株式を5%超取得と!だよな。
私はね、当面。さらばIT株。そして9月の配当取りを兼ねて、高配当利回りバリュー株に投資していく。わが道を行くんだ。どうなるか・・・
まあ、9月末の配当もらったら、気が変わるかもしれないけどな。その時また、考えます。
この図は8月28日の日経新聞に掲載されている、日経平均採用銘柄を対象に、今年度予想ベースの配当利回りランキング。この中で私は投資対象として特に、三井住友FG、三菱商事がいいなと思っています。
三井住友FG、三菱商事は「中間配は予定通り実施」、かつ「累進配当を標榜している」からな。表には無いが、8591オリックスも事実上累進配当を実施していて配当利回りも5%超、いいかもな。
「足下では減配だが、来期は増配」とのニュースフローが期待できるバリュー株もある。おそらくはこちらのほうが上昇率は大きくなるのだろうが、まあ・・・ここは9月末の中間配を手堅く取りながら株価上昇を狙うほうが得策だろうな。
あと、配当利回りNo.1のJTへの投資は、イマイチかもな。おススメしません。理由は、ESG投資の観点から、外人投資家の売りが継続しているから。逆に言えば、売りたい外人が売り切ったらいいかもな。
但し。。。私は理路整然と、相場を良く外しますんでね。自分でよく理解してます。そこのところ、どうかよろしく。投資は自己責任でね。