国内旅行・・・南紀白浜から鳥取・米子まで旅へ⑤またも鳥取温泉「観水庭こぜにや」への続きを。2019年、11月頭の話ですね。
宿をチェックアウト。鳥取駅に到着。これから鳥取から安来まで特急「スーパーおき」に乗って、足立美術館を目指す。久しぶりだな、この特急車両、キハ187見るの。
しかし・・・このキハ187、特急「スーパーおき」に乗って驚いたこと。ものすごくスピードを出す。結果、乗り心地があまり良くない。揺れが激しいんだよな。
超高性能エンジンに、ステンレス製の超軽量車両が乗っかってるイメージ。聞けば、駅を出ると時速は、すぐに120㎞に到達するらしい。5年ぐらい前に乗った時にはこれほどの驚きは感じなかった。おそらくは当時比較で、この特急のスピードアップが無理やり図られてるからだと思う。こういう取り組み、JR西日本は比較的頻繁に行うからな。特に山陰本線のダイヤは、微妙に前倒しに変化しているときが結構あるよな。
だからこのキハ187、ゴーカート的な迫力は満点だが。正直言って現状、恐ろしくて車窓を楽しめる余裕はないし、いわんや眠る気にもなれない。でもこれで脱線したという話も聞こえてこないから、安全性に問題あるわけではないのだろうが・・・それにしてもJR西日本、とんでもない車両作ったもんだなぁ。もう少しスピードダウンしたほうが良いように感じたけどな。
ちなみにこの路線、安来から米子経由で倉吉まで帰るときは鈍行だったが、スピードははるかに遅く、ゆっくりのんびりと車窓が楽しめたけどな。で、ここで重要な結論。山陰本線は、基本、気動車鈍行がいい。特急に乗る場合は現状、「スーパーはくと」だな。こちらは普通の特急。安心して乗っていられる。
でも、本当に好きなのはキハ187のほうなんだよな。だってこちらは気動車特急、昭和の時代からの保守本流の流れを受け継いでるんだからな。う~む。スピードダウンか車両の改善、してもらえまいか・・・
足立美術館はWikiでは、島根県安来市にある近代日本画を中心とした島根県の登録博物館で、130点におよぶ横山大観の作品と日本庭園で有名と紹介されている。またこの美術館創設者の足立全康氏の言葉には「庭園もまた一幅の絵画である」とある。実際この美術館の庭園は、米国の日本庭園専門誌「The Journal of Japanese Gardening」が全国900以上の名所旧跡を対象に実施している「日本庭園ランキング」において、2003年から連続して日本一に選出されてるらしい。
私は美術に関しての見識をあまり持ち合わせていないが、足立美術館の庭園がとんでもなく綺麗であり、米子や松江を訪れる際は是非立ち寄るべしとのことは、よく聞かされていた。それが今回の旅で叶った次第。庭園の写真を撮ってきた。
このように、どの写真を見ても良く整理・維持された、息をのむような庭園が広がっている。本当にきれい。素晴らしいよな・・・心底、感動させられたな。
松江と米子の間に安来は位置していて・・・
安来には、中海(なかうみ)がある。中海はWikiによれば、島根県松江市・安来市と鳥取県境港市・米子市にまたがる湖。日本海に開いた湾の入り口が、砂州によって塞がれてできた湖で、東は境水道を通じて日本海(美保湾)と、西は大橋川を通じて宍道湖と繋がっている。
ここを前回訪れたのは2011年11月。島根に三泊、出張①安来と松葉ガニ事件の時。この時はこの地で地元地銀の講演会の前にかなり時間に余裕があったので、この中海の周辺をレンタサイクルを借りて回っていた。今日は天気も良い。その時のことを思い出し、レンタサイクルを借りて、中海を散策することにした。
驚いた!レンタサイクルでふ〜らふらと中海(なかうみ)のきわ、森の中の道を走っていたら、これが落ちていた。これ、おそらくはアケビの実だよな。食べれるかな。ちょこっとかじってみたら・・・甘い!そして美味い!少し熟し過ぎ気味のアケビの実。あたりを探したらいくつも落ちていたので、5個ぐらい食べてみた。おれ、こういうの大好きなんだよな。
安来駅でレンタサイクルを返したときに尋ねたら、書いてくれた方曰く。「ああ、お客さんがかじったのは、確かに天然のアケビですよ。10月後半、今の時期ぐらいが最後かな。あのあたりには、よく落ちている。おいかったでしょ?」と。そうか・・やはり食べて問題ない果実だったんだな。少し安心。
さてこれから、この旅の最後の宿のある米子に向かいます。次回に続く。