浜口です。
私は昨日、広島から本宅に帰ってきたけど。新コロのもたらすネガティブな影響、具体的には東京の魅力?「人のプライバシーに入っていかないこと」?知らんけど…で書いた内容に関連することですが。ここで私が今治の方から聞いた見解とは真逆の、ネガティブな感情を吐露されてる初老の男性がいましたね。残念だなと思いましたが・・・
まあ、何が正論で何が間違いかという理屈以前に。新コロの長期化で、気持ちがすさんでしまっている人が増えているのは確か。困ったもんだな・・・と、さてさて。
釧路・根室と旅へ⑥ようやく晴れた!根室〜釧路の帰路を、霧多布の海を見ながら・・・の続きを。2020年6月ですね。
釧路・根室と旅へ④思いもかけず厚岸の牡蠣と、そして根室線車両に遭遇。で紹介した厚岸漁協直営のエーウロコが開店していた!嬉しい!今日の昼餉は、焼き貝にしようかな。
厚岸の牡蠣。そして・・・
根室から釧路空港へ向かう途中。当方のランチだが。またも厚岸の漁業協同組合に立ち寄り、今度は牡蠣に加え、この大きなホタテ2枚購入し、醤油焼きにした。 1枚150円。う〜む。ホタテの料理、実に簡単な。生きたホタテが口を少し開けている、そこにすかさず醤油をチュウと注ぎ込む。ホタテはびっくりしてあたふたするが、構わずサランラップでぐるっと巻き、サクッと1分半電子レンジで加熱すれば出来上がり。醤油とホタテのお汁が相まって、とんでもなくうまし。こんな単純な料理は誰でもできるな。今後生きたホタテが手に入ったら、家でもやってみることにしよ。よかよか(笑)
活きた花咲蟹が入った水槽。この蟹は火を通すと鮮やかな赤、というか朱色に変化するんだが。生きているときはこんな色をしてるんだな。
レンタカーを飛ばして空港近くに到着。でも返すまで1時間ちょっと時間があるな。天気が良いのでちょっと行ってみたくなるところがあった。それは釧路から白糠にかけての海。この辺の太平洋は行ったことがなかった。
釧路から海岸線を西のほうへ向かうと、白糠町と言う文字が。これは鉄のオールドファンからすると、目頭が熱い地名。JRが国鉄時代だった頃、日本一の赤字路線が白糠線だった。国鉄時代の最後の頃かな。このテツは廃止に。私は学生の頃に、2度ほど北海道を巡ったんだが、この線に乗る事は叶わなかった。
Wikiによれば、1981年(昭和56年)に第1次特定地方交通線に指定された。この時点での白糠線は、営業係数2,872(100円稼ぐのに2,872円かかる)という大赤字路線で、白糠町も特定地方交通線の廃止基準が決まった時点で「もう助からないと腹に決めた」と思ったという。
当時のテツからすると、白糠線はある意味、乗りテツの象徴といえた。Wikiに書いてあることに付記するが、要は国鉄で万年、大赤字No.1路線、しかもダントツ。いつか廃止の止む無しは避けられないだろうが、それまでに乗っていきたいローカル線の象徴と。しかし根室本線の帯広とか釧路かのターミナル駅から出ていない。白糠という、今となってはこの駅自体が廃止されているかどうかもわからない駅から出ている線なので、この線を完乗したというのは、今でいうとヒーロー扱いされた、そんなイメージの線だった。少なくとも当時、白糠線は大赤字、国鉄のお荷物No.1という扱いを受け、むしろそれが白糠線の存在をテツの間に知らしめた。そんな不思議な存在感がある線だった。
道路を走ってみると道の駅、白糠が出てきた。もしかしたらここはかつての白糠線の始発ではないか・・・そんな道の駅があったから、お店の人に尋ねてみたら、曰く。
「いいえ、違います。私はテツにはあまり乗らないので詳しくはないけれども、根室本線をもう少し西のほうに行くと、白糠線の起点駅だったと思しきところは、確かにありますね」と。そうなんだ。そこまで行ってみたいけれども・・・そうすると飛行機に乗り遅れてしまう。ダメだ・・・白糠駅まではたどり着けないが、この道も白糠町にあるわけだし、白糠駅は内陸に入ってしまうから、駅自体の存在感は永遠に不滅にせよ、その感情移入を抜きにすれば、駅自体にはそれほど魅力はないと思いだした。
一方でこの道の駅からは、とてもきれいに海が見える。ここから道東の太平洋を一望し、空港に向かうことにしよう。
道の駅の裏から望む太平洋。上の写真は襟裳岬方面、下の写真は東側釧路方面を望む。きれいだよなぁ。静岡県の遠州灘から見える海岸線と似ているような気がするが、北国のこの海岸はやはり微妙な寂しさを伴った違いがあるよな。でも日差しは結構強かったので海風は冷たかったけど心地よかったな。
道の駅の写真がなかったな・・これは白糠の道の駅で買い食いした、ジャガイモのフライ。ホクホクで美味かったが、大きくて、片方を食べた段階でお腹いっぱいだった。北海道は農産物も海産物も資源の量が圧倒的に多いよな。そんな一面を垣間見た次第な。
さてさて空港へ向かう。近くのレンタカー会社に車を返して空港まで送迎してもらう。旅の終わりだ。
釧路空港。今回は丹頂鶴で有名な釧路湿原のほうに行く時間はなかった。これは次回の旅の楽しみにしような。さようなら。また1年後になると思うけどやってくるな。その時は3日とも天気が良ければほんとに嬉しいんだが、どうかなぁ。
それにしてもこうやって、旅で週末を過ごせるのはいいよな。人生悪くないって。