浜口です。
梅雨が明けたのかな。。。ということで、夏の読書。斉藤孝さんの「上機嫌の作法」ですね。
当方がこの本を読んだのは、もう十年近く前かな。共感できるところ多々だった。それがなんと現在は、Amazon premiumに入っていればこの本、タダで読むことができるようだな。電子書籍として。Kindle unlimited扱いになってるから。良い時代になったもんだな・・・
本の結論は、自分の機嫌さえ良ければ、人生は、楽しくなるということ。これは真実だと思うな。違う角度から、斎藤一人さんも同じようなこと言ってるけどな。
当方は、以前紹介した沁みた本の紹介を。スマナサーラ師「怒らないこと」とこの本を同じ頃に読んでいて、2冊共々、なるほどな・・・と深く感じていたことを思い出すな。
ちなみに当方はね。このスマナサーラ師「怒らないこと」と「上機嫌の作法」に書かれていることは、正直、既に染みついていましてね。無意識のうちに、実践している。人生、楽しくなるって。そんな実感ありますよ。これ、本当な。
逆に言うとね。なんで俺だけ、こんなに楽しくないんだ?な〜んて思ってる人が読めば、いいいことあるかもよ〜と、大真面目に思いますけどね。さて以下に要点を。
・「四十五歳を超えた男性は、意識していないと、往々にして、激しく不機嫌になる傾向があるので要注意。また不機嫌でなくても、ふつうにしているだけで不機嫌に見える十字架を背負っていると、認識すること。」
・ 「上機嫌はバカ、不機嫌は知的」は、とんでもない誤解。不機嫌は、何の力にもならない。
・ 上機嫌を自分の「技」にする。これを提唱したい。私は意図的に上機嫌をやっている。人を前にしたときには、上機嫌になる「作法」を身につけること。
・ 上機嫌の技は天然のご機嫌さではなく、「・・・にもかかわらず上機嫌」であることがポイント。「にもかかわらず部分」に、知性の成熟がある。
・ 「自他肯定力」が大事。自他共に肯定できるかが、上機嫌の技の基本。
・ 上機嫌は現状から一歩抜け出し、新しい現実を作っていく作法。一方で不機嫌は、次の未来に向かっていく感じに乏しい。
・ 不機嫌な人は、必要以上にプライドを気にかける。尊大に振舞うと、実力があるように見えると思い込む。こんなとんだ勘違いもいる。
・ 不機嫌な人に周囲が気遣いを見せるのは、敬意を払われいてるのではない。単に、労われているだけ。社会性がある成熟した人間とは見られていない。それに気づかなくては恥ずかしい。
・ 男性に限らず、生命体は加齢とともに上機嫌でいられなくなる。このことを意識し、上機嫌を保つこと。
・ 不機嫌な人は、場に対する責任感、当事者意識が希薄。
・ 不機嫌が平気な人は、自分の存在を相手に認めさせたいという、自己中心的考え方から脱却できていない。
・ 思春期の不機嫌を、その後も放置しないこと。
・ 場を盛り上げ、相手との関係をより良い状態にしようという明確な意志のないところ、ジョークは生まれない。
・ 相手の目を見てその線にのせて話すからこそ、言葉が相手に届く。相手の目を見られない人は、実社会の中では、厳しいと覚悟するべき。
・ 微笑みは相手を勇気付け、好感を持ってますよという意思表示。不機嫌な人はとにかく微笑まない。うなづかない。
・ くよくよして、むっとして、無気力でいて。何か新しいものが、生まれるのだろうか?
蛇足だが…
この本、「内容は素晴らしいが、第五章まである中、感動する場面は第一章に集中してるな。第二章以降は付け足しのイメージ。一冊の本にするのに、文章の量が足らなかったのかな・・・おっと、失礼(笑)」
なんてメモを当方は当時、残してた。ご参考まで。