夏の読書・・出口治明さんの「還暦からの底力」、参考になった。この本、私が買ったときはそうでもなかったが、今は、大ヒットしてるみたいだな。
以下、この本が当方を感動させてくれた部分を列記しておきます。一部、加筆しています。
・悲観論は、歴史的に楽観論に全敗している。
・教養は「おいしい人生」を楽しむためにある。教養=知識x考える力。
・何でも、今すぐに始めたほうが良いに決まってる!今、楽しいのが一番。今、この時のあなたが一番若いはずのに、なぜ今すぐ、始めないのか?
・現在の75歳の人は、45年前の65歳の人と同じくらい元気である!そもそも、高齢者の定義を75歳以降にすべき。現在の65歳は1975年に決められたもの。今の75歳は昔の65歳と相撲をとっても負けない。
・本当は、老後の資金などそれほどいらない。「お金がない」という方は、働けなくなったら厚生年金保険があるので心配はいらない。介護状態になったら、介護保険の範囲内でやると割り切ればいい。それだけ。
・これまで日本の大人たちの多くは、自分の頭で考えてこなかった。
・パートナーや友人の愛情があったほうが、人生は楽しくなる。人生は友情や愛情の獲得競争。新たな人との出会いを作ったほうが良い。家に引きこもっている場合ではない。
・現在、団塊の世代600万人が退場しつつある中、新社会人は100万人という現実。需要と供給のバランスを考えれば、今の日本は、構造的に労働力が不足している。年齢に関係なく、能力と意欲があれば働ける。
・いつまで働くのか?しんどくなったら働かなくなるだけ。
・人間は一生働くのが自然であり、働き続けることにより、健康寿命も延びる。
・日本の厚生年金は20万円、国民年金は5万円。国民年金は自営業者のためにあり、自営の人は定年がなく一生働けるので、道理には合ってる。
・病は気から。人間は動物なので、病気になって回復しなければ死ぬのは自然。それを受け入れればいいだけ。
・人生で大事なのは、自分の好きなことをする時間。
・人生を無駄にする3つの考え。「愚痴を言う」「他人をうらやむ」「誰かに評価してほしいと願う」・・・人生を無駄にしたければ、さあ、この3つをどうぞ。
・日本の労働慣行は、人間を全く大事にしていない。老後の孤独というが、日本のひずんだ労働慣行が、働く人を粗末に扱っていただけ。「飯・風呂・寝る」から、「人・本・旅」へ。この生活を続けていれば、趣味も職場以外の友人もたくさん見つけるチャンスがあります。ひいては、老後の孤独をなくすことにつながります。
・人生100年時代は、働いたほうがエンジョイできる。それでも働きたくない人は、リタイヤすればいいだけ。