浜口です。
1999年ITバブルの話③ITバブルが崩壊したきっかけは何か。の続きを。
現在、足下で起こっているIT銘柄中心の2極化相場は、当分は続くんでしょう。2極化相場というより、一極集中相場というべきなのかな。バリュー株はボックス相場の様相だから。
ハッピーなシナリオとしては、①ゴルディロックス的な一極集中相場。もう一つのシナリオは②ITバブル。もう一つのシナリオは③株式全体、救いようのない大暴落。まあここでは、①と②を考えていきましょう。
上記で言えば①の可能性が一番高い。その理由の一つとして、大相場に特有の「スター株」が存在しない。ITバブルであれば、光通信とソフトバンクが国民的?なスター株だった。現在は6920レザーテック?線が細いよなあ。まあ細かい銘柄でPER100倍越えがあるらしいが・・・国民的?なスター株ではないよな。
一方でアメリカはGAFAMはかなり来てるのか。でもまあ、たまげるほどのバリュエーションではない。バブルではないよな。現状。
でも…わからない。この相場がバブルに発展する可能性は秘めている。理由?それが人間の性だから。要は人間は、投機がしたいんだよな。そうじゃなければ、ビットコインのあの相場なんて、あり得ないでしょ?
まあそれはそれとして、上記①はともかく、②ならそれはどこかで必ず終わる。上昇率が高くなればなるほど、その後の暴落は激しいものになる。その場合、何がきっかけになるかは、事前には常にわからない。
平凡な発想ではあるが、5Gや6Gを過大評価しての、半導体・電子部品や半導体製造装置の過剰な見込み発注、それが想定通りにならず、常軌を逸したキャンセルの発生。これは2000年のITバブル崩壊の背景の一つ。この辺りは再現性があるのかもなと現状、考えているが・・・甘いよな。
バブル崩壊の理由が事前に分かっているなんて、相場の初心者か、とんでもない無知か、詐欺師か、そんなあたり。
わからないんですよ。事前には。と、それではここで、当方の1999年ITバブルの時の経験を踏まえ、アドバイスを。
1.IT相場に見向きもしない・・・これは多くが難しいだろな。当方含め。
2.IT相場が始まったと思ったら早めに乗っかり、早めに降りて、降りたら二度と手を出さない・・・これは出来ると思う。但しポジションは控えめに。当たり前ですね。
3.最後に、下記の光通信のチャートをよく見ること。そして20日連続ストップ安の事実を忘れないこと。少し前、サンバイオの暴落事件があったが・・・似てますよね。
以上です。どうなるか・・・