浜口です。
秋の青森・秋田に旅行④弘前の居酒屋「四季亭」againの続きを。2017年9月後半の話ですね。
昨日はたくさん話をしたな。楽しかった。今日はこれから、青森・秋田の山の中、秋田内陸縦貫鉄道・秋田内陸線で田沢湖・駒ヶ岳温泉へ向かう。楽しみだ。
wikiによれば、秋田内陸線は、秋田県北秋田市の鷹巣駅から仙北市の角館駅に至る秋田内陸縦貫鉄道が運営する鉄道路線。
日本鉄道建設公団建設線(鷹角線、ようかくせん)のうち、既に開業していた国鉄の阿仁合線(あにあいせん)、角館線(かくのだてせん)と鷹角線の未開通区間を引き継いだ路線とのこと。
当方これまで、この鉄道には一度も乗ったことがない。始発・終点の鷹巣(たかのす)・角館以外に金融機関は見当たらず、ビジネスで乗る理由がないからである。恐ろしくど田舎を走る鉄道、だからこそ、決して出張で乗ることはあり得ないこの線を、旅人として乗ってみたかった。これが本当に、素晴らしかったな。
まずは特急「津軽」で、弘前から鷹巣まで。津軽、今はこんなにシャレた綺麗な車両なんだな。
奥羽本線。弘前から駅の間。稲が実ってる。刈り取りの時期が近い。きれいだよな。
今回の移動のイメージ。この地図でいうと「北秋田」とあるあたりに、奥羽本線と秋田内陸縦貫鉄道が接続する鷹巣駅が位置する。上記の通り、まずは特急「津軽」で弘前から鷹巣まで。そこから角館方向に南下するわけだな。
鷹巣に到着。さてさて、ついについに・・秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の鈍行の旅。一両のみの気動車。旅情が高まる。いいな、この感じ。
車内にて。秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の路線図。まずは鷹巣から阿仁合まで。通して乗ると、鈍行だと3時間近くかかるんだな。
列車はだんだんと山の中へ。こんな景色が続く。最高だ・・・今日は天気がいいな。乗りテツであって本当に良かった。そう感じるな。
山の中に突然工場が・・驚いた!ここはかの楽器のヤマハ、アコースティック・ギターの加工工場だった。ギターの表面板が無造作に(?)重ねて乾燥されているのがわかる。そうか、ヤマハのギターは、こんな山奥に工場があるんだな。確かに日本のギターは、秋田杉や松を素材に使うからな。ここは木曽と並び、日本のアコギの故郷なんだと思う。ちょっと感激だな・・・
ここは秋田犬の里らしい。で、これは「田んぼアート」というらしい。綺麗にできるもんだな。
阿仁合駅に到着。ここからさらにこの、始発の鈍行・角館行きに乗り換える。
鈍行の終点、気動車は、これまで以上にうっそうとした山の中を走る。周りは杉の木ばかりになってきたな・・・
阿仁マタギ駅。ここは昔から時刻表で見て気になっていた。どんなところなんだろうなと。鈍行列車で停車するだけとはいえ、まさか訪れる機会があるとは・・・なんだか、凄いよな。Wikiによれば、マタギは東北地方の言葉で「猟師」を意味すると。林業・狩猟業・・そんなあたりがここの産業の中心なんだろか・・
乗っていた列車の中に置いてあった地図。現在列車は、地図左の秋田内陸線を上から下へ走っている。角館(この写真ではギリ隠れて見えないが・・・この線の終点)まで行かず、その途中、田沢湖の左にあるまつば(松葉)という駅で降りて、そこからタクシー(呼べるらしい。この地図によれば)で田沢湖畔を右(東)へ走ったほうが近そうだな。今日の目的地である駒ケ岳温泉(地図では秋田駒ケ岳とあるあたり)に向かうには。これだとちょうど三角形の一辺を通るような道をたどることになるしな。
列車中からスマホで確認したら、タクシーが呼べることに!まつば駅から駒ケ岳温泉、お代は1,600円と。まつば駅で下車します。鷹巣からまつばまで、3時間位のテツの旅でした。
田沢湖。きれいだよな。天気がちょっと良くないせいか、十和田湖とはまた違う印象だが、なんともいい感じ。このまま宿へ向かいます。
駅で降りると、タクシーがちょうど到着したところだった。列車の時間がわかるからな。頃合いを見て駅に来てくれたんだと思う。運転手さんはとても親切、田沢湖や地元に関することをいろいろと教えてくれた。観光タクシーみたいで良かった。
今日は楽しかった。秋田内陸縦貫鉄道も最高だったし、角館まで行かずタクシーで宿に向かう判断も正解だった。おかげでちょこっとだが、田沢湖も見ることができた。
旅はいろんなことにアンテナを張っておけば、結構楽しくなるもんだなぁと言うことを再認識させてもらった。旅行に行くのに準備は必要だけど。まぁその場その場で行き当たりばったり、よ〜く観察していくうちにいろいろと面白いことが見つかる。それも旅の醍醐味と言うことを再認識させてもらった。
さてさてこれから、今日の宿、駒ヶ岳温泉に向かう。楽しみだな。