位置関係を。地図上では十和田八幡平国立公園と記されている十和田湖から西へ向かい、弘前に到着。レンタカーを乗り捨て返却し、今日の宿、天然温泉 岩木桜の湯 ドーミーイン弘前へ。
一休みした後、弘前の居酒屋、四季亭を再訪。このお店は、幸せの居酒屋・青森は弘前の「四季亭」を見ていただければわかってもらいやすいが・・7年ぶりの再訪が叶う。事前に女将さんに、「7年前にお邪魔した浜口ですが・・」と電話すると、「あ・・あの時の!もちろん、覚えてますよ。また来てくれるんですか?」と。嬉しい返事。再訪したが…やはり楽しかったなぁ。写真を。
7年前と変わってない。紙で書かれたメニュー。懐かしいな。
まずはお造りの盛り合わせを。手前は蟹味噌。奥はつぶ貝。しめさば、大間の大トロ。シメサバ、鯛。やはりそれぞれの、お造りの味が濃い。旬の地のものばかりだからろうか。とても美味しな。
ほやのお造り。陸奥湾で採れたものと。これこそ、That’s 東北!なんとも涼やかで旨しだった。
秋と言えば・・・松茸の土瓶蒸し…と、この松茸は、産地は弘前と。たまらんな。至福ぜよ・・・。しかしこの日は女将さん、7年前に寄らせてもらったときとは打って変わって、実に忙しかった。店が繁盛してるからだよな。これだとゆっくり話ができないかなぁ。ちょっと残念に思いかけたが・・・でも北国の居酒屋のお客さんは、早く来て早く帰る人が多い。だから少し時間をおけば、手が空いてくるかもなぁ。そんなことを考えながら、肴をいただいていた。
しかし・・・この日の当方はツイていた。隣に津軽美女2人が飲みに。当方、お二人は地元の方ですか?良かったら松茸の土瓶蒸し、いかがですか?と。すると津軽美女たち、喜んでくれたな。懇意にしてもらった。話が進むこと進むこと、津軽弁をたっぷり、聴かせてもらった。二人が食べていたもの、ムール貝とマイタケのバター蒸しとかカニグラタンとかほっけ焼きとか、食べていたものを少しづつ、お裾分けしてくれた。
この写真のムール貝も、お裾分けの一つ。嬉しかったな。
この2人が当方の相手をしてくれ、津軽のことも色々と教えてくれ、楽しい時間を過ごさせてもらった。最後はこの2人に女将さんが合流するかたちで、3人でワインを傾けた。
女将さん、ようやく手が空き、実にリラックス、いつもの女将さんに。素敵な笑顔。いいよな。件の津軽美女たちともに、傾けた。
正直、7年の歳月は長い。見た目も性格も、変わってしまってるんじゃないか・・少なからず、そんな思いが頭をよぎらなくもなかった。しかしそれは、まったくの杞憂だった。女将さんは魅力を増しており、ここ7年間が、彼女の人生にとって悪いものでなかったとイメージした。良かったな。おそらくは・・・そう思った。
来年もまた、ここに来たいな。当方、秋は毎年、旅で東北を訪れるようにしている。東日本大震災の復興の一環で、来年には北海道は苫小牧から三陸の宮古に、船が通るらしい。北海道から宮古、そして弘前、そんなルートでこのお店に再訪できたらいいな。そんな想いが頭をよぎった。
人生、悪くないって。しみじみ、そう思えた夜だった。ありがとう四季亭、ありがとう女将さん、ありがとう、津軽美女・・・
当方、弘前に行ったらここを訪れる・・・じゃない。今度は四季亭を訪れるため、弘前に行こう!そんな気持ちになった。人生、悪くないって。
次号に続きます。