浜口です。
これは日経電子版だな。ナスダック、ITバブル並み過熱信号と。今日はこのことについて、考えてみましょう。
当方は以下により、現状まだ、ITバブル云々を懸念する状況にはないと考えますけどね。その根拠を。
・ここではナスダック指数とSP 500とのヒストリカルな相対比率を見ている。この分析ではグラフの通り、比率はITバブルの水準に近くなっているが、そもそも新型コロナの影響でS&500 は大きく下がった後、ようやく半値戻し近くの水準。この状況で「ナスダック、ITバブル並み過熱信号」と言われてもねえ。S&P500が上昇すれば、連れてナスダックも上昇していくと考えるのが妥当でしょう。
・2000年のITバブルの天井とは異なり、個別銘柄のバリェーションは現在、常軌を逸して割高とはいえない。IT銘柄はむしろ、株価に上昇モーメンタムがついてる中、さらに人気化してより割高になっていく方向なんじゃないかな。当面はね。上値追いは続くと思うけどな。なんらかのフレッシュな悪材料が出てくるまでは。
まあ以上は、この文章読んでの素朴な疑問。このブログ読んでくれてる皆さんも、近い意見でしょう。この日経記事を書いている記者の方も、ここからIT株が暴落するとは、本音ベースでは考えていないと思いますけどね。「まあ一応、警告は発しておかないとな」ぐらいかな。でもまぁ、頭の片隅にちょっと置いておきたいことではありますね。
さて当方が考える、1番怖いこと。現状のIT優位の相場を鑑みるに。
早めにIT相場から降りてしまって。さらに相場上昇が続いた後、「やっぱりIT株だ」と思い直し、高値を買いなおすことはおススメできない。
最悪なのは、大天井打った後のIT株の下げを押し目と勘違いして買ってしまうこと。これだけは絶対に避けたいんだよなぁ。
持っているIT株はとことん保有し、どこかで全部売り切る。で、売り切ったら、もう二度と触らない。涼しい顔をしているか、高配当利回り銘柄への分散投資に転向する。
以上がが2000年のITバブル崩壊のときの教訓だな。個人的には。
Good Luck!