浜口です。
レナウンが民事再生法の申請の止む無きにいたりましたね。
レナウンの破綻、これで2回目なんだな。この銘柄、コードNo.はもともと8021だった。今は3606だもんな。
私はこの会社には懐かしい思い出がある。1987年頃、私が株式のファンドマネージャーをやっている時、結構、ファンドで買っていたんですよね。
レナウンはこのころ、アパレルの先駆として様々なブランドを立ち上げ流行の先端を担っていたが、それに陰りが出てきていた感もあった。アーノルドパーマーは成功したが、そこがピークだったかもな。故に株価は下落、バリエーションがとても割安だった。バブル前なのにPBRが一倍スレスレ、かつて日本一だったこともあるアパレル企業なのにな。そこに着眼したわけです。
ちなみにこの会社の業績は、1981年度がピーク。売上高2023億円で過去最高益(営業利益108億円、経常利益140億円)を記録したらしい。
確かワラントも発行していたよな。1989年末の日本株のバブルのピークにかけ、結構、取れた。良い思い出がある銘柄なんだよな。
さて、ここからが本題。
コロナ禍が、上場企業の破綻をもたらし出した。米国でもJCペニーがヤバいらしい。
こういう状況になると、市場では不確かなものを嫌い、確かなものを選好するムードが高まることが多い。
1998年くらいの感じかな。護送船団方式(懐かしい!)で絶対つぶれないとされた大手銀行がいくつか破綻する中、確かなものを選好する相場が始まった。『2極化相場』といわれました。これを発端に、1999年にはITバブルに発展しましたよね。
今回も当面、相場の中身、1998〜1999年に似た展開になるのかな。そう考えます。今回は、よりIT色が強い銘柄なりそうだな。
ちなみに上記した1998年以降の相場では、意外に平凡な本命銘柄が、とんでもなく大きく値上がりしたんですよね。
ヒネる必要がなかった。銘柄で言えば、トヨタ、ソニー、村田製作所、イトーヨーカ堂あたり。ど真ん中でしょう?このあたりが、IT関連銘柄と言う扱いもされた。まあ、99年あたりからカリカリっのIT銘柄と言えば、ソフトバンクや光通信だったわけですが。
今回も銘柄的には、似たよなところじゃないかな。アドバンテスト・ソニー・東京エレクトロン・村田製作所・信越化学あたりとか。あと原油の反発を視野に、総合商社も良さそうだな。
このブログを見ている投資家の皆さんは、自分でね。当時の相場の足取りを確認してもらうといいと思う。ネット証券の30年足チャートあたりを使ってね。これは得になるから。
良いタイミングだと思うけどな。足下のコロナ禍。時間がある向きはね。
取り留めがなくなりましたね。この辺で。