夕餉。ホテル日航新潟がイチオシと教えてくれた、新潟駅近くの割烹・久二(きゅうじ)に来てみた。まずはお造りを。う〜む。たまらんな…。ビールとよく合う。お造り全体が氷で冷やされており、実に旨し。中でも海老は、南蛮エビ。正確にはホッコクアマエビと言われ、甘さと旨さが格別というが、果たして、その通りだった。お造りのボリュームがかなりあり、これでほとんど、お腹はいっぱいになった。まあ、当方にとってはよくある展開だが…
お造りのアジは回遊している魚ではなく、新潟に居着いている、脂が乗っている種と。そういうアジが旨いんですと。お造りに加え、骨の部分を唐揚げにして出してくれた。こういうサービスが嬉しいよな。無駄なく食べれるしな。「春野菜と海鮮のふわふわ蒸し陶番焼」なる料理。いろんな魚や貝や野菜や木の子を混ぜて、メレンゲでまとめて焼く。火を通すうち、メレンゲは適度に溶けて、おいしい陶番焼になると。なるほどな…と、確かにこりゃ、しみじみ旨しだったな。
最後はやっぱり、松茸の土瓶蒸し。う〜む。最高。この松茸とだしの風味が、なんとも…秋の味覚の極みとも言えようなあ…たまらん!それしか言葉にできない。それほど、絶妙に旨しだった。
久ニと言う名前を聞くと、なんだか頑固一徹、怖そうなおじさんがやってる店のように聞こえるが、実際にはそんな事は全然ない。板さんは、にこやかなちょっと年配の方だった。聞けば、久ニとは、板さんではなくお店の経営者の名前らしい。そうなんだ。ホテルまではシャトルバスがあるが・・・腹ごなしと酔い覚ましに、夜の新潟をふ~らふらと歩いてみた。万代橋のあたり。信濃川、水面に映る明かりが綺麗だよな。ちなみに橋の向こうの白い大きなビルは、ホテルオークラ新潟と寿司清で紹介しているホテルオークラ新潟。ここには2007年に泊まっているが、やはり素晴らしかったな。
ちなみに信濃川、万代橋あたりを昼間に見るとこんな感じ、これはこれで綺麗だよな。やはり、ホテルオークラ新潟が見える。万代橋越しに。いい感じ。当方が好きな景色だな。ホテルに戻り部屋で1人飲み。部屋の電気、スポットライト以外を全部消したらこんなムードに。信濃川のまわり、意外にも明かりが結構、たくさんあるんだな。驚いた。きれいだよな。
う〜む。今宵は一日を振り返り、自分と向き合いながらワインを飲むことにしよう。これはこれで悪くないな。
今日も良い一日だった。天気にも恵まれた。明日は青海川に向かう。人生悪くないって。しみじみ、そう感じられたな。