浜口です。今回はテクニカルの話を。
今回は米国株を考えていきます。ここもとのコロナ禍相場ですが、テクニカル・アナリストの多くが現状、以下の分析をしていると思います。
①とりあえずは一番底はつけた。(NYダウで3月23日、18,069がボトム?)
②但しどこかで二番底を付ける可能性が高い。その二番底は、一番底の水準より高いか低いかは、終わってみないとわからない。
そんな中、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券の宮田さんの3月30日付「エリオット波動マーケット分析 (デイリー)」の中の 以下のコメントが目を引きました。ご参考まで。
ブラックマンデーとの類似
今回の暴落はリーマンショック級(あるいはそれ以上)とされるが、これまでのところ、パターン的にはブラックマンデー(1987 年)前後の動きに酷似している。
1987 年、史上最高値(当時)からブラックマンデー安値までは 9 週間(両端入れ)で 35.9%下落した。今回、S&P500は史上最高値から直近安値(いずれもザラバベース)まで 6 週間で 35.4%下落した。また両者に共通する点として、高値を付けるまでの 1 年、S&P500 が大きく上昇していたことを指摘できる。
ブラックマンデー当時を参考にすると、S&P500 は今後 1~2 ヵ月先(4 月下旬~5 月)に二番底を付けることになる。
VIX 指数は依然高止まりしており(65.54、3/27)、投資家の警戒モードは続いている。S&P500 が短期リバウンド後に再び下値を試す、という可能性はまだありそうだ。
S&P500 がブラックマンデー前の高値を上回ったのは、1987 年 10 月底から 1 年 9 カ月後の 1989 年 7 月だった。今回も同様なら、S&P500 は 2021 年後半から 2021 年前半に高値を更新するとみることができる。
*黄色のマーカ部分は筆者によるものです。Just Informationとご理解ください。氏の見通しは尊重するも、これが直接、筆者の相場見通しというわけではありません。
*株式投資は自己責任でお願いします。