浜口です。当方、休暇が終わり、赴任先の大阪に戻ることに。しかし、平凡なルートでは帰りたくない。
富山経由で大阪へ①大糸線で雪国へでも書いているとおり、半年前は大糸線経由、大雪の中を帰った。このルート、秋はどんな感じなのか。そう思い定点観測したくなった。
ということで今回も同様の経路で帰るが、旅程に一捻り加えてもみた。これがなかなかよかったな。
総武線錦糸町駅にて。特急「あずさ」3号。錦糸町を7時8分発。当方はこれに乗り込む。グリーン車。やっぱり快適だな。特急「あずさ」は通常、新宿~松本を結ぶが、あずさ3号に限っては、千葉始発で大糸線乗り入れ、南小谷まで延長運転。これは渡りに船。ありがたいって。
大糸線の信濃大町近く。このあたりは進行方向左側に、晴れていれば北アルプス、3,000メートルクラスの山々が見えるのだが・・・・この日は山の頂上あたりが雲で隠れていて見えなかった。残念。でも車窓からの景色はきれいだった。田圃、稲刈りをした後なんだな。秋が感じられた。
しばらくすると木崎湖が。大糸線、稲尾駅近くの車窓から見えてくる、森の中の湖。深い緑の湖・・・きれいだよな。
大糸線、稲尾駅が近づいてくる。見えてくる山は低くなるが、位置的にはかなり北の高地。そのせいか、稲はまだ刈り取り前だった。
この時期の大糸線の車窓、このような赤いリンゴがなってる樹が見えるところがある。きれいだったな。
とにかく大糸線に乗るのであれば、進行方向は左側、座席番号で言えば、Dに限る。見どころは左に集中しているし、午前中の移動であれば、西向きは順光になるので、車窓の景色が映える。この光線の向き、テツで車窓を楽しむうえでとても大事なことなので、是非覚えておいて下さい。どんなにキレイな車窓景色でも、逆光下では美しさ半減なので…
南小谷に到着。ここから糸魚川までの大糸線は、とてもローカル色が強くなる。たった1両の気動車だが、今日は満席。旅行客が多かった。立山黒部アルペンルートがらみの旅行客なのかな。中には結構、重装備な方もいた。団塊の世代で「北アルプスを目指そう!」という方、結構いるのかもな。学生の頃、山岳部だった方とか。そんなイメージを持ったな。
姫川。大雨が降ると暴れ川となり、大糸線を水没させ長期間不通にさせてしまった。そんな歴史もある川だが・・・この日の姫川は、本当にきれいだった。日差しのせいかな。とにかく、明るくてきれい、清々しさにびっくり。まぶしいくらいだったな。前回、真冬、雪の中で見た姫川とは、まるで印象が違う。驚いた。
糸魚川に到着。北陸本線に乗り換えて富山へ。これは冨山市電。ノスタルジックな味わいがあるよな…
富山に到着。駅前近くの寿司屋で遅めの昼食。まずはベニズワイガニと白エビのお造りで、ごキュっと。両方とも富山湾産。こりゃたまらない。ベニズワイガニは、解禁になったばかりと。今日は山の宿に泊まるので、富山駅近くで、富山の海の幸お昼を食べておきたかった。想いが叶い嬉しい。この食事をfacebookで紹介したら、ある女性が、「これは富山湾の宝石ですね」と。素晴らしい表現してくれた。その通りだよな。
東京から富山までなら、北陸新幹線なら2時間で到着する。しかしながら当方のマニアックなテツのルート。中央本線⇨大糸線⇨北陸本線⇨富山地方鉄道。このルートできたら、富山の立山まで何と、9時間もかかる。
さすがに体がガタガタだが・・・まだ宿についていない。これからもう少し、電車に乗らないと・・・・次回に続きます。