浜口です。
米国株が10%近い暴落。1987年のブラックマンデー以来と。
暴落の時に株式を持っていたら、どうするべきか。本件について私は以前、論文を書いたことがあります。その抜粋を下記に。なおこの内容の多くは、株式運用の世界で名著とされる「敗者のゲーム」の著者、チャールズ・エリス氏のアイデア、もしくはその応用です。
・株式を持っていてチャイナショックやトランプ大統領就任のサプライズ暴落、またこの期間内ではないが2008年のリーマンショックなどにおいても。不幸にも株式を持った状態で市場全体のショック安に遭遇したら、そのままやり過ごす。このほうが暴落におびえて市場から逃げ出すよりも賢明であるケースがほとんど。但し、市場全体がバブルになっていないことが大前提だが・・・
・市場全体の暴落の後は売ってはいけない。市場全体が原因の暴落の場合は、市場に留まること。
・米国株式指数S&P500の分析。過去約10年間(2009年〜2019年にかけての約3,500日)のうち、上昇率トップ15日間を逃してしまうことは株式投資をするうえで、とんでもなく「痛い!」
・上昇率トップ15日に属しているような『稲妻が光る瞬間』の多くは往々にして、市場の暴落の後にやって来ている。市場全体のリターンリバーサルの時の上昇率は、往々にしてとても大きいものになる。
*言うまでもないことですが、投資判断はあくまで自己判断で。