浜口です。
昨日のNYの暴落について、日経編集委員の川崎さんによる原油クラッシュ、米市場襲う NYダウ2000ドル超安の説明が良くまとまってると思う。ご参考まで、以下はこの内容の中で、要点について抜き書きしたものです。
・9日の米国金融市場は大荒れとなった。ダウ工業株30種平均は急落し、過去最大の下げ幅を記録した。ほぼ全面安の展開で、米企業全体の時価総額は約2兆ドル(約200兆円)が1日に吹き飛んだ計算だ。新型コロナウイルスの感染被害が世界的に広がっているところに原油価格の急落が重なった。
・ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)では9日未明の時間外取引で、WTI期近4月物が一時、1バレル27ドル台をつけた。16年2月以来の安値だ。原油急落の原因は石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアによる追加減産協議の決裂だ。サウジアラビアが増産姿勢に転じ、供給過剰が懸念された。
・市場関係者の間では14年の記憶がよみがえった。OPECが米シェールガス業界への対抗上、価格維持よりシェア拡大を優先し、減産の見送りを決めた。原油安でエネルギー企業の業績は悪化し(中略)、資金繰り難で16年までデフォルト(債務不履行)が相次いだ。英紙FTによると足元で低格付け債の上乗せ幅は16年以来の水準になった。
さてさて、ご参考まで。
このグラフにおいてはややわかりづらいが。WTIの2016年ボトムは2月11日の26.11ドル(このチャートの一番左あたり)で、それ以降は上昇に転じるんですが、NYダウ・日経平均もまた、これと同日にボトムをつけているんですね。この点に注目したいんだよな。
う~む。NYダウ・日経平均のチャートも示せれば分かりやすいんだが・・・でも実際、そうなんですよね。
足下ではコロナ禍⇒原油暴落⇒株価再下落の足取りをたどっているわけだが、これが逆の動きになると、コロナ禍の終焉期待⇒原油価格の反転⇒株価再上昇の好循環の展開になると、当方はそう考えますけどね。
原油価格の推移、どこが分水嶺になるか。ここは注目点だな。前提として、2016年のケースが再現されるとして。
どうなるか。