浜口です。
リーマンの話が続き、旅の日記から遠ざかっていたな。週末ですしね。こちら、行きましょう。秋の青森・八戸・宮古と旅へ ② 酸ヶ湯からレンタカーで八戸への続きを。2018年9月の旅です。
今日の宿、ドーミーイン八戸で一休みした後に。これも今回の旅の目玉の1つ、八戸屋台村「みろく横丁」へ繰り出す。 懐かしい・・・7年位前かな。初めて訪れた。ここには地元に根差した安くてうまい飲み屋さんが、25店舗近く軒を並べている。この手の横丁は観光客目当てのところも多いが、ここは違う。八戸市民の憩いの場所なんだよな。前回訪れたとき、本当に楽しかったのを、よく覚えてる。さて今回も楽しみだが、どうなるか。
みろく横丁の入口。これは帰り際の写真だが・・・ムード溢れるよな。 まずは貝の店「もっこり」で、ミズダコの白子とホヤをいただく。ミズダコの白子はチーズのよう。旨しだったな。でもやはり、三陸のホヤが良かった。なんともみずみずしくて、潮の香りがする。ビールとよく合うな。
続いてホタテの貝焼きを。素晴らしい・・・青森のホタテは旨いよな。
続いて2軒目。「ねね」と言うお店。女性2人でやっている。この女性、実にcute。看板娘らしいが、 意外にも大阪的ひょうきんな一面があり、大人気だった。隣で飲んでた地元の方曰く、彼女はYou Tubeで最近、人気、急上昇中と。そうなんだ。
この店に着いたのは午後6時ごろ。この頃は店はまだ空いていたが、30分経過したぐらいで満席、彼女は外にも席を作ってたな。人気店。確かに料理も旨く、安い。
ねねのイチオシ、せんべい汁。これは八戸のソールフード、ぜひ食べてと。う~む。せんべい汁、もちろん知ってるが・・う~む。ほっこりと優しい、これは田舎の味。せんべいが汁でやわらかくふやけ、なんともいい感じ。当方この汁、大好き。確かに美味しだったな。
せんべい汁、美味しい美味しいと、連呼したせいかな。オマケしてくれた。イワシを2匹、炭火で焼いてくれた。うまい。やはり八戸、地のものと。こういうのが嬉しいんだよな。
ウニのイチゴ煮!やはり八戸の、極めつけ海鮮ソウルフード。地元ではよくある汁らしいが・・・うにとアワビを薄い塩水で茹でただけ。そんな味だが・・・良く味わえば、魚介からほのかに出汁が出て、なんとも美味し。う~む。ここまででなんだかんだ、お腹がいっぱいになってきたな。
3軒目。「JUJU」と言うお店。ここはバー。で、ワインを傾ける。悪くないな。但しこの女性とは挨拶がてらの話だけ。地元常連が離さずだった。でもこの後当方は、隣にいた紳士と傾けた。地元の方とは思われないスーツ姿の人。
聞けば大阪の大手生保に勤務していて、盛岡に7年、八戸に来て1年目、いずれも単身赴任と。で名刺交換したら驚いた。当方と同じ苗字、さらに年齢も同じ。なんだか境遇が似てるし感性も似てるな。いろんな話をしても、「そうそう、そうなんだよな!」と連発。大いに盛り上がった。この恰幅の良い紳士、どこか日銀の黒田総裁に似ている。それを伝えたら、目を細めてくれ喜んでくれた。「単身赴任は、会社がくれる最高のボーナス!」との当方の考えも、いたく共感してくれたな。
さて
みろく横丁はこのように、お店の人やお客さん同士語り合いながら、楽しく飲み食いしている。当方も同じように、お店の人や地元の方にいろいろ教えていただき話をして、楽しい時間を過ごさせてもらった。八戸に来たらここはおススメですね。あまりに楽し過ぎたな。
聞けばこのみろく横丁、出ているお店は3年に1回、契約更新するらしい。前回、ここに訪れた際、初めて訪れた・・八戸屋台村みろく横丁で紹介した時には、「さくら」という店に行った。今回も再訪したいと思ったが、お店はもうなかった。契約、更新しなかったんだな。残念。
この日は夕方5時前から呑み出して夜9時ぐらいまで。さすがにお酒が回り、ホテルに戻ってバタンキュー。気がついたら朝だった。でも昨日の余韻が残った。しみじみ、昨日の楽しさがよみがえった。また訪れたい。そしてまた、かの紳士と傾けたいな。そんな気持ちになった。ほんの一瞬だが。あの紳士は今、どうしてるんだろか・・・人生、悪くないな。