浜口です。これは備忘録入りだな。
NYダウは30,000ドルを超えて上昇を続けていくのか。それがわかれば苦労しないが・・・
今週の日経ヴェリタス記事、『ダウ30,000ドルの新地平』の中での誌上座談会。米国株の現状と見通し。この中で、三菱UFJ国際投信の安井さんの見解がオーソドックスで地に足がついているように思われましたね。以下に要点を書き出しておきます。
・米国は他の先進国に比べ経済成長率が高い上、高齢化の問題も少ない。投資先として有望な国だ。巨大な需要を国内で作ることができ、外部要因に左右されない性質があるのも強みだ。
・NYダウ20,000ドルから30,000ドルまでの上昇は、金余りの加速が要因だ。2万ドルに達した2017年頃までは、株価は企業の増益率のペースで上昇する、健全な相場だった。だが今は完全に金融相場だ。
・今の上昇相場は、景気が強い中で政策金利を引き下げた結果、生じた。20年は大統領選もあり、株価上昇が続くことに誰も反対しないだろう。ただ21年になるとインフレリスクが警戒されるようになり、調整が入る可能性もある。
・業績悪化のリスクだけでは、上昇相場を崩すには至らない。株価上昇の背景はあくまで金余りだからだ。
その意味で今最も注目しているのは「金融政策の方向性」だが、いつ弱気になるべきかを判断するのは難しい。