浜口です。テツの話。熊本・大分へと旅へ①豊肥本線と臼杵・五嶋(ごしま)旅館の続きを。
臼杵駅にて。今日の天気予報は、雨のち晴れ。昼ごろからは晴れてくるということで、五嶋(ごしま)旅館を10時ごろチェックアウト。まずは日豊本線の鈍行で、臼杵から佐伯まで。 車両は昭和の時代のものを塗り替えて使用しているんだろな。懐かしい・・・趣があるよな。
佐伯に到着。駅から10分ほど歩いたところにある佐伯港から船に乗って15分、佐伯湾内にある大入島に向かう。まだ晴れ間は出てこない。当方が以前訪れた佐伯とは、まるでムードが違う。どんよりとした、思いがけず重苦しい雰囲気に愕然とする。
前後しますが、大分は佐伯の地図を。大分、そして前日の宿、臼杵の少し南ですね。
佐伯駅、佐伯港、そして大入島の位置関係を。佐伯湾内にある大入島ですね。
大入島に着いたが、やはり天気が悪い。これでは寒いし、ちょっと散策する気にはなれない。昼からは晴れという予報なので、とりあえず天気が良くなるまで待とう。
これはごまだしうどん。佐伯の小魚と出汁で練り上げた天然調味料の「ごまだし」。うどんに乗っている茶色のヤツだが、これにはたまらなく濃厚な旨みが凝縮されている。当方、ごまだしうどんをズルズルといただくが、これがなんとも旨し。たまらない逸品!温まるしな。
これをお店で食べることは、東京はもちろん、大分市内でも叶わない、佐伯まで来てようやく食べることができる。それほどまでにこれ、「地のものうどん」なんだよな。
雲の切れ間から青空が!曇りで恐ろしく陰鬱なムードががらり一変!急に明るくなった。晴れていると、こんなにきれいな海だったんだなぁ。今までの暗さは何だったんだろうな。
佐伯を後に。帰りは特急「にちりん」で大分まで。当初は別府まで足を伸ばし温泉に入ろうと思ったが、この日は午前中、寒い海風に吹かれ続け、いささかお疲れ。あきらめた。温泉は明日、湯布院を訪ずれることにしようかな。今日はこのまま、大分市内の宿を目指そう。
それにしても・・・旅先の印象は、その時の天気によって、まるで変わってしまうな。特に海や湖などにおいては。
当方は晴れの日のきれいな佐伯・大入島を知っているので再訪したわけだが、天気が悪いとこれほどまでにムードが悪くなってしまうのかと、自分のツキのなさを後悔した次第。でも繰り返すが、天気が良くなれば、気分が変わる。ムードも一変する。
ふと思ったが、これは相場のセンチメントの変化に通じるものがあるな。投資環境が晴れか雨かで、センチメントは一変する。そして晴れ間が出てこない、雨続きの日ばかりということはないということ、これは旅も相場も人生も然りと。そんな想いが頭をよぎった。悪くないな。次回に続きます。