浜口です。このたび、2007年9月に開業した日比谷で開業相成った、The Peninsula東京に行ってきました。
The Peninsula東京は、かのThe Peninsula Hong Kongの「どうだ!」という感じに比べると、少々こじんまりしています。The Peninsula Hong Kongの存在感は圧倒的、伝統と格式、コロニアル風の天井高の建造物、入り口に置かれた何台ものRolls Roysが印象的ですよね。
まあ「行った」とは言っても、「ザ・ロビー」というコーヒーショップに行っただけですが・・・・The Peninsula Hong Kong にも同名の店がありますよね。以前、The Peninsula Hong Kongの「ザ・ロビー」に初めて行ったときは、私はコーヒーとアイスクリームを頼みました。多くの日本人旅行者がそうするようにね(笑)。
最高の気分でしたよ。乳脂肪分の濃密さを誇示するようなアイスクリーム、さすがはPeninsulaと感動したことを記憶しています。(後になって、「第二次世界大戦で日本が香港を占領した時は、日本軍はこの場所をテンプラ・レストランに変えてしまったのだ」ということを聞いて、あまりの暴挙に言葉を失いましたが・・・)。
翻ってHong Kongと比較すると、東京の「ザ・ロビー」のほうは控えめ。窓側の席がなく、Hong Kong比やや閉鎖的で華やかさに欠けると言わざるを得ないが、この落ち着いた雰囲気、これはこれで悪くはない。お勧めできます。派手さはありませんが、質感は高い。
ここのコーヒー(1250円也)は抜群に香り高く納得、さすがと思わせる品質です。頼むとポット(もちろんHong Kongと同様に銀製)で2杯分でてきます。コーヒーポットのほうから、「1杯目はクリームなしで。2杯目は入れて。どうかごゆっくり」と微笑みかけるよう。読みかけの本などもって、ゆっくりすると良い。脳の束縛が解けて、次々にアイデアが自然と湧き出る、そんな気分になりました。リラックス出来ます。
あとここのホテルの人たちは、「The Peninsula Smile」というのでしょうか、みなさん然るべき愛嬌(?)をもって接してくれます。これは秀逸。他のホテルと比べても素晴らしいです。
ここには、2回目の訪問でやっと入ることが出来ました。なぜって?
最初に一人で車で訪問したら、入り口担当のGentlemanがニッコリ微笑んで車のドアを開けてくれて曰く、
「Peninsulaへようこそ。駐車料金は4000円、ただし3万円以上使えば無料になります」。
ようこそってね・・・コーヒー1杯を飲むのにパーキング4,000円はないよな?ということで、この時は「また来ます」と言って、這う這うの体で退散、改めて地下鉄で出直した次第です。
今度は夜、バーに行ってみたいな。