浜口です。最近、当方の全国行脚や会社のことをよく聞かれる。自身の話・近況を少々。可能な範囲で。
当方、マクロ経済や投資環境の講演などで、出張することも多くなった。日本各地の銀行・証券が、この手の話を運用会社に丸投げ依頼してくるんですね。昨年ついに、3年間で47都道府県すべてを訪れるに至った。自分でもびっくり。関東以外では、富山、福島以外、全ての県に1回は宿泊しましたね。
講演は、それはもちろん、頻度で言えば1に東京、2に大阪・名古屋なんです。しかし当方、無類の「テツ」であることを、会社に戦略的に(?)伝えている。入社面接の際はもちろん、なにかと折に触れてね。
出張で、多くが(特にトシを重ねた人が)「疲れてタマらん。出来れば勘弁して欲しい」と思う地域がある。それは、片道6時間かそれ以上、県庁所在地からさらに2時間以上かかるような地域。飛行機・新幹線を降りた、そこから先が長い。そういう地域の足は、地元の人はたいがい車ですが、当方は多くがローカル線。3時間おきぐらいしか、列車が走っていなかったりする。
具体的には、山口なら萩・長門市、島根なら益田・木次、愛媛なら宇和島、岩手なら宮古・釜石・久慈、秋田なら能代・花輪、青森なら五所川原といったあたりが該当するかな。
全て行きましたが・・・遠いって!ハンパじゃなく(笑)。
数としてはもちろんほんの少ししかないが、これらが「優先的」に、当方にお声がかかる。そんな構造が、組織に出来上がってる。自然と。
常識人が敬遠する一方、当方はこれを逆に喜ぶ・・・適材適所(?)の関係、当分この状況は続きそうです。でも日本全国、各県のお土地柄に触れるのは、とっても面白いですって。食べ物も、地のものはおいしい。ということで、当ブログでたまに「漫遊記」を書かせてもらってるわけです。
地方は、駅が街の中心から離れているケースも多い。そうでなくても、シャッター通りも多い。下手すれば何もないところで昼間、3時間ぐらい時間をつぶさなければならなかったりする。
それはそれで、当方は工夫をする。地元の図書館に行ったり。市役所の食堂、あるいは海岸に行ったり、お寺に行ったりとか。いろいろ歩いたが結局何もなくて、駅の待合室で待ったり。
地銀はある。しかしまわりに喫茶店はまるでない。こういう地域は、実は結構存在する。でも、真夏と真冬以外は、なんとかなる。そういうこともあって、ipadやgalaxy tabが欲しくなるんですね。
さて
ところで当方、現在の組織に所属している状況、これは多いに良しとしている。会社にいることで、社会とのつながりが自動的に得られますしね。
当方、かつては「会社勤めをしながら自身の株式運用で億という金を稼ぎもしくはそれにメドをつけ、相場で自立しリタイヤする。すると時間が有り余るはずなので、その時はまずはゆっくりとテツで、日本を全国行脚する」ことを人生の目標としている時期もあった。
この目標に対し、現状はどうか?
全国行脚については、はからずも組織にいる間に、だんだんと実現している。今後も、まだ行脚してない地域を尋ねていくことでしょう。一方で、リタイヤは実現していない。サブプライム問題などの災いもあって。でも今では、それで正解だった気がする。社会とのつながり維持の点で。相場も出来るし。ヒマすぎると、アル中にもなりかねない。
以上は理想との比較でも、まずまず結果オーライの展開。人生、どこでどうなるか、わからないモンですね。
当方の出張は、あくまで仕事。行く先は営業担当者が決めてくる。当方は、自由には選べない。が、逆に言えばだからこそ、当方が考えもしないような地域を尋ねることが出来、感動するケースもある。
また、出張は時間の制限も多く、自由もあまり利かない。しかし、時間や予算の制限があるからこそ、スケジュールを工夫をする楽しみが出てくる。そもそも自由な時間ばかりだと、もてあますと思う。一人では。現状で十分。
要は、何事も受け留め方次第だと思う。人生は。繰り返すが。