浜口です。これは備忘録入りだろな。
三菱UFJモルガンスタンレー証券に口座があると、藤戸さんの「藤戸投資セミナー~人気ストラテジストが本音で語る~」という投資戦略動画を見ることができるな。なかなか参考になりました。資料も良くまとまっていて緻密、HPからダウンロードできる。あと動画が、「1.5倍速」で見ることができるので、氏の主張を手っ取り早く理解できる。うまく作りこんであるよな。
結論は、「景気の落ち込みはリーマンショック以上だが、IT銘柄の成長期待はまだまだこれから・・・」と行ったあたりかな。まあ巷間言われている、納得できるシナリオですね。少し踏み込んで書いてみると・・・
・OECDは世界経済見通しを発表したが、今回は新型コロナウィルスの感染が年内に収束する「単発シナリオ」と、第二波が起こる「双発シナリオ」を提示している。OECDはその確率を半々としている。
・景況感は一旦は大きく落ち込むが、足元では反発方向。但し期待先行の感が強く、実体経済と株価の乖離は、次第にリスクを高めている事。但し・・・
・金融政策はリーマンショック時をはるかに凌駕する、「何でもあり」の政策である。この未曾有の緩和策が、今回反発相場の根幹をなしている。
とのこと。
氏のプレゼンの流れは、①景気は最悪、リーマン以上②ただし当局の政策対応も「何でもあり」、これが相場を支えている・・・と、一旦はセミナー参加者を、市場全体の暴落を懸念させる。一方で後半は、さはさりながら・・・新コロとは無関係、むしろ新コロが結果として成長戦略につながる個別銘柄がITセクターを中心にゴロゴロしている。故に個別銘柄次第で押し目買い。現在上昇している銘柄が引き続き上昇する二極化相場が今後も続く。そんな結論でしたね。
当方は、「景況感が悪くなればなるほど、財政・金融政策を総動員させるから、そのあたりはバランスが取れる」「確かに足下はIT主導の二極化相場。これは当面継続しようが、どこかで米長期金利上昇期待が出てくれば、そこからはバリュー銘柄の復活もある」「足下は新コロも不透明だし、アノマリーの点から9月半ばぐらいまでは建玉は控えめが妥当」と考えてるんですけどね。
当方の意見と藤戸さんの意見、似ているが微妙に違う、そこを読み取ってもらえれば・・・当方は「実際にポジションを持ち損得が発生する立場」ですからね。投資家だ。誇り高きね。
相場を読み違えても、それは次の展開は・・・となる立場とは異なるから。投資家としての戦略を持つことが必須・・・う~む。当方、なんて当たり前のこと書いてるんだ・・・