おはようございます。
これは7月10日日経朝刊に掲載された記事。
株主優待の廃止について、同日記者会見した松谷秀治社長は「海外投資家などから優待券を利用する機会がないといった意見があり、公平にした。長期保有の株主を増やす狙いもある」との説明がありました。
サイゼリヤに限らず、この手の海外投資家からの不満はかねてから聞こえ来ており、一例ですがオリックスもこの意味から、株主優待を廃止していましたよね。
今回、優待廃止と同時に表明した配当の引き上げ額は、これを上回る規模になるにもかかわらず、取引終了後の優待廃止の発表を受け、私設取引システムでは同社の株価は夕方に一時10日の東証終値比10%安と急落したとのこと。これは合理的な株価形成ではないですよね。
どうやら日本人は、株主優待がほんとに好きなんですね。
私?何度も申し上げますが、株主優待が海外投資家から評判が悪いこと、そして何より、「累進配当銘柄」にしか投資しないことを投資戦略の中心に据えていますので、この部分に関心はないというのが、実際のところですね。