過去2回は和室に泊まっていたが、今回は洋室、ツインのシングルユースに。悪くないな…
しまった・・・なんてこった。今回誤って、朝食のみついてるプランを予約してしまっていたことに、夕食直前に気が付く。「三陸 和のオーベルジュ」を標榜しているここのコース夕食を堪能できないとは、国家的損失、痛恨の極みだが・・・間に合わない。従い今回の夕食はシンプルなコースを。まあそれでも、美味しだったけどな。まずはお造り。マグロ、メカジキ、タラ。タラの刺身を食べるのは初めて。宮古沖で採れるらしく、新鮮かつ冷凍していないからだろうか、旨みが感じられた。まあ3種類とも、美味しだったな。カサゴの焼き物。美味しだったな。たらのアラ汁と、ミニウニ丼。たまらない・・・たらの小骨にやや苦戦したが、たらだって食べられることを前提に生きているわけじゃないからな。
食事の最後のあたり、タイミングを見て出てきてくれた女将さんと話を。今年の5月に若女将から女将さんになり、仕事もややマネジメントちっくな方向になりつつあるらしい。とはいえ、帰りの宮古駅までの送迎は、この女将さんがしてくれたが。
曰く。時は流れた。浜口さんが最初にこの宿に来て下さってから、もう8年になるんですね。最初に来られたのは震災の1ヵ月位前でしたよね。あの時私は、若女将になってまだ、3年目だったんですよと。そうだったんだ。。。
あの時はまだ若さがあったから、とにかく何でも、お客様が喜んでくれそうなこと、全力でやっていたんです。しかも今より少人数で。睡眠時間は、取れたり取れなかったりでしたかね。で、すぐに震災がきて、大変なことの連続で。私は宿のこと以上に、宮古の復興のお手伝いに時間を割かなければならないことも多かった。震災からそろそろ8年。これからは復興のお手伝いから徐々に、この宿の運営に時間を割きたいですねと。
それ以外にもいろいろと話を聞かせてもらったが、ここには書けないことも多い。でもね。筆者はこの宿をこれからも応援したいな。そんな気持ちになった。これはこれまで、この宿に泊まらせていただいた時と同じ。変わらない。
また宮古に来るときには、ここに泊まらせてもらう。そして次回は間違いなく、「三陸 和のオーベルジュ」として従前比さらに美味さがアップしていると思われる、一泊二食付で必ず。ネット経由の予約、間違わないようにしますねと約束した次第。朝が来た。宿の朝食。「海の幸てんこ盛り浜カレー。エビ、ホタテ、イカ、ムール貝入り」と。これは美味し!魚介のダシが実に出ていて、もともとは中辛カレーなんだろうが、ほのかな甘みが前面に。この塩梅が何とも言えない。確かこのカレー、楽天アワード朝ごはんフェスティバルで朝食部門No.1をとったんだよな。素晴らしいって。
食後のアイスコーヒー。ワイングラスに入れて出してくれた。ちょっとした心遣いが嬉しい、もてなしてくれてる、ちょこっとだがそんな気持ちにさしてもらえたな。
さて、この日は仕事の後泊。つまり仕事は昨日でおしまいだが、宮古が東京から遠いためその日に帰ることは叶わず、翌日朝帰り。だからこそこの宿に泊まれたから、ツキがあったということになるが・・・今日も天気が良くないな。
2両編成の快速「リアス」で、JR山田線を宮古から盛岡まで。写真は閉伊川。山田線に沿って流れる。一枚目は白く飛んでいる写真。iphoneの誤動作?偶然、こんなヤツが取れました。修正はしていません。ご参考まで。
単線の山田線。かなり盛岡よりの上米内(かみよない)で下り列車と行き違いを。山田線から、盛岡方面を望む。長く伸びた鉄路がきれい。
盛岡からは東北新幹線で東京へ。4泊5日の出張旅が終わる。一旦はオフィスに戻るが、今日はお疲れ。そうそうに帰ることにしよう。
東京本社に戻ってきて、大阪・名古屋と支店がある方面の出張が少なくなり、東北の出張が増えてきた。今後もこんな感じかな。来月も秋田・弘前・函館と旅に出る予定。楽しみ。人生悪くないな。東北新幹線の車中でしみじみ、そう思いましたね。