おはようございます。
大分・佐田岬と旅へ③愛媛は佐田岬に到着、えびす屋旅館への続きを。2021年4月の話ですね。
これから宿の夕餉。地のもの魚づくしをいただく。
美味そうな海の幸が次々と。左からなまこのおろし大根和え、さざえのつぼ焼き、お造り、ヒラメのたたき、タコの辛子味噌。すべて地のもの魚介、お造りを中心に、飽きが来ないように色々と味付けに工夫を凝らす。最高だな・・・
お造り。伊勢エビ、ハマチ、モンゴウイカ、鯛、ヒラメ、そして関あじと関さば(佐田岬で上がったものなので、厳密には岬あじ・岬さば)。
関あじと関さばは本来、豊後水道に生息していて、大分側、佐賀関で上がったあじとさばにこの名が冠される。これが四国側、佐田岬で上がると、岬さば、岬あじになる。ブランドで言うと圧倒的に、関さば関あじなのだが・・・と、宿の女将さん曰く:
「豊後水道の漁場は、佐賀関よりも佐田岬からのほうが近いんです。その点からは、こちらが本来の関さば関あじの漁場なんです。特にこの関あじは、サイズは50㎝級と良い型、もちろん網ではなく一本釣り、そうでないと魚が傷みますから」と。
お造りの味は見事。一言で言えば美味(うまみ)が濃い。ボキャ貧だがそれに尽きる。最高だ!素晴らしいと、それしか言えない。
メバルの煮付け。美味しな。
なめろうのお茶漬け。なめろうは今日お造りで出した魚を使っている。出汁は主に、味の骨からとっている。完璧だ…
岬あじ岬さばの説明が。女将さんが説明してくれた主旨のことが書いてあるな。
朝が来た。お腹が空かせるために三崎港のあたりを散策。寂れている感は否めないな。
上の写真の三崎おみやげスーパーで、30分ぐらい、いろいろお話を聞かせてもらった。ここでこのデコポンのジュース1,000円也を購入。レンタカーの中で飲ませてもらいますねと言ったら。「お兄さん、それはもったいない。これはデコポンのジュース。せっかくだから東京に持ってかえって、よく冷やして味わって飲むといいよ。これはちょっと貴重なものだよ」なるほどな・・・言われた通りにしよう。
えびす旅館の食事は完璧だった。写真の通りだが、これだけ食べることができたら本望と言うもの。
この宿はおススメ。魚介は美味いし女将さんも若女将さんも親切。なにより、地のもの魚介に自信を持っているのが嬉しい。
惜しむらくは、東京からも大阪からも地の果て感がある。交通が不便だ。今回の私のように、大分空港から佐賀関に行って、そこからフェリーで行くようなモノ好きな人はあまりいないだろう。
実際、ここに来たことをfacebookに上げたら「四国最南端の佐田岬へ大分からフェリーで行くルート、さすがですね。」とのコメントをもらった。逆に言えば、それだけ遠いということ。まっとうに行けば。
でも、こういう旅ができる時間があれば、ここはオススメだな。そう思った。
9時半のフェリーで、佐田岬から佐賀関(さがのせき)に戻る。佐賀関ではレンタカーが待ってるが…船が出て以降、天気が良くないな。
佐賀関に到着。あたりの海を。綺麗だが…ここからは大分を南下、佐伯を訪れようと思ったが。やはり天気は悪くなるばかり、諦める。ここはこのまま大分市内に向かい、今日の宿にチェックインすることにした。
次回に続く。