経済成長を考える上で、人口増加というのは大きなファクターですよね。特に生産年齢人口。15歳から64歳、働いていてなんらかの形で賃金を得て、消費を行う人たち。この人口が増えていくかどうかが、世界の経済成長を考えていく上で重要ですよね。
ポイントは新興国がどうか。国連の推計によれば、中国の生産年齢は2015年あたりがピークらしい。一方でASEAN+インドの生産年齢人口は、2030年頃までは増加するらしい。
中国がピークアウトした後でも、インド周辺は伸びる。少し、ホッとしますね。
2030年は今から10年後か。それでもそんなに遠くない未来だなあ・・・と思っていたら、予備軍が。それ以降でも、アフリカは 2050年にかけ人口増加が見込めるらしい。
現在は6億人程度の生産年齢人口が、2050年には13億人になる見通しとのこと。中国がもう一つできる位のイメージですよね。
さまざまに問題を抱えているアフリカ。現在投資対象として認識されているのは南アフリカぐらいだが、これがもっと拡大していくのか。不透明な部分が多いことは事実だが…問題が徐々に解決され、先進国が投資を始めていくと、意外に早く経済成長する可能性もある。まあ、相当先でしょうが…
少なくとも、中国やインドの経済成長が終わったら、それ以降成長する新興国はあるのか?と言う懸念は、持たなくて良さそうな気はしますね。